昔々の「お乳女(おちいじょ)観音さん」の話 | 伊豆高原 遊リゾートのちーさん

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先日、年配の女性たちがコンビニで「伊東の昔の話はおもしろいね。今度市役所に行って銅像を見に行ってみようと思ってる」と話しているのを耳にしました。

 

大河ドラマの影響だと思いましたが、興味を持つことはいいことですよね。

 

この画像は9年ほど前に撮ったものですが、伊東の馬場の平近くにありました。

 

「お乳女(おちいじょ)の観音さん」です。

当時、昔話としてこのブログで紹介していましたが、もう少し詳しく書いてみますね。

 

 

昔々伊東のある村で出産後の母親が亡くなり、どうしようもなく産まれた子に米を粉にして、それを煮て与えていました。

でも栄養価はとぼしく、子は泣くばかり。

 

たまたまこの村に来た大見村の女性がいました。(大見村は今の伊豆市)

この女性は乳児を亡くしたばかりでした。

女性は泣く子に乳を与えて、乳児の喜ぶ姿を見ると愛情が芽生えてしまい、毎日遠い道のりを大見村から乳を与えるために通いました。

 

そうしたある冬の夜、いつもの通り乳を与えた後、降りしきる雪の中を帰ろうとお乳女に家族は泊まっていくようにすすめたのですが、お乳女は帰っていきました。

 

そして雪深いこの峠で亡くなってしまったと伝えられています。

 

これを知った村の人達が「お乳女(おちいじょ)の観音さん」を作ったと言われているそうです。

 

 

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