「清富寺(せいふうじ)境内 徳本(とくほん)の碑」
著・山本 悟 (富戸史話・他より)より
徳川四代将軍家綱のころのこと。
甲斐の国(山梨県)に徳本(とくほん)という医者がいました。
かねてから家綱の病弱であることを耳にしていた徳本は、
長崎土産のブドウ酒を献上しました。
「この不届者。異教徒(キリスト教を信ずる者)の血を飲めと
申すのか」
徳本は将軍の怒りにふれ、江戸を追われる身となりました。
徳本の足はいつか伊豆に向かっていました。
徳本は村人達から
トッコンさんと呼ばれ、とても慕われるようになりました。
前に書いた 徳本(トクホン)の碑 です→ ☆
伊東市富戸(フト)の清富寺の徳本の碑でしたが、
伊東市池にも徳本の碑がありました。
あの有名な湿布剤の 「トクホン」
創業者の鈴木由太郎が感銘を受けた、室町後期から
江戸時代初期にかけて活躍した「医聖」永田徳本の
名前からとられているそうですよ。
百日紅の花 が所々に咲いています。
池には馬頭観音もあります。
「伊東 石佛石神誌」に伊東市鎌田界隈の馬頭観音の
ことが書かれていましたが、下の写真は伊東市池にある
馬頭観音です。
「伊東 石佛石神誌」によると、農作業に必要な馬は
家族と一緒だったそうで、辛い農作業を共に支え合って来たそうです。
今では軽トラが馬の役目かな
この日は池の人達が盆踊りの準備をしていました。
長閑な地域のお祭り
各地域で行われる盆踊りも良いものですね。
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