源頼朝と八重姫の出逢い(恋の甘酒茶屋?) | 伊豆高原 遊リゾートのちーさん

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伊豆のあなたのお部屋としてのご利用をお待ちしております!

昭和54年にNHK大河ドラマ「草燃える」というのが

放映されたようです。

源頼朝役は石坂浩二さん、北条政子役に岩下志麻さん

と期待されたようですが、回が進むにしたがって伊東の

人達は失望をしていったようです。


確かに!ネットで調べた限りでは、伊東祐親という武将のこと、

頼朝と八重姫の純愛を観ることができませんでした。


本当はどうだったのでしょう~?

恋の甘酒茶屋で出逢ったのでしょうか~?



千坂下って億万坂(せんざかくだっておくまんざか)

        著・山本悟 (玖須美百年史より)


昔、逆川に対松軒(たいしょうけん)という茶店が

ありました。


今の逆川バス停
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里の人達は誰も(恋の甘酒茶屋)と呼んでいました。

茶店の前から急な坂道を下って行くと、伊東の和田村

や竹之内村。


(イメージ図 画像COCO様より)
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茶店から反対側に歩くと川奈村や吉田村。

その道は遠く下田までも続いていました。


茶店は行き交う旅人達の疲れを癒すかっこうの休み処と

なっていました。


ある日の昼近く、疲れ切った様子の旅人が、縁台に腰かけ

渋茶をすすっていました。


(イメージ 茶店 ウィキより)
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「どちらから来なさった、おめえさん赤沢辺りの人か」


隣に居合わせた里の人が、気安く声をかけました。


「ずっと先の稲取だ。夜の明けない内に出て、ここまで

やっとたどり着いたって訳さ」


「そんなに遠い道を歩いて来なさったんなら、ここの茶店

の甘酒を飲んで行きなさるがええ。

その甘さがな。口の中から体中にじわっと広がって、旅の

疲れなど一変に吹き飛んでしまうから」


そう言って里の人は、稲取から来たという旅人に

(恋の甘酒茶屋)と呼ばれるいわれを話して聞かせました。


クマデ


伊東祐親(いとうすけちか)の娘八重姫(やえひめ)は、

お供の女達数人を連れて、川奈の浦に潮干狩りにでかけ

ました。


今の川奈の海 いるか浜
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帰り道、この茶店でひと休みしていると、少し遅れて

やって来たのが源頼朝でした。


平治の乱に破れ、伊豆に流されていた頼朝は、淋しさを

まぎらわすため、この辺りに狩に来ていたのです。


運命的な出逢い。甘酒をすすり合いながらの恥ずかし気

な語らい。

二人はいつしか恋し合う仲になっていたのです。


(NHK大河ドラマもこういう純愛を取り上げてもらい

たい!視聴率↑だよ~!)


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画像coco様


「とてもいいお話を聞かせてくださった。おまえさんの

おすすめ通り、ここの甘酒は正しく天下一品じゃ。心が

ほのぼのと温かくなった上、体までシャンとなりました」


旅人はゆっくり立ち上がると、出発の用意をしました。


「ご親切ついでに、伊東までの道のりを教えて下され」


「この先の千坂を下って、億万坂を下ったらな・・」


今の千坂(逆川入り口)
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里の人が笑顔でそこまで言いかけた時でした。旅人は

みなまで聞かず、あわてくさって駆け出しました。


「これこれ、旅のお人。それじゃあ逆戻りじゃないか」


里の人は慌てて旅人を引きとめようとしました。


「甘酒飲んで、やっと疲れが取れたというのにさ。この上

千坂だの億万坂だの越して行ったらな。命が持つまい」


旅人はぶつぶつ言いながら駆け続け、稲取へと引き返して

行きました。



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里の人達は熊野神社を(おくまんさん)、その近くを通る

熊野坂のことを(おくまん坂)と呼んでいたのです。

そんなこととは知らない旅人が、勘違いをして

しまったのです。


「伊東の民話・伝説」は伊東の書店で売っています本


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熊野神社鳥居


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伊東市竹の台1-28 熊野神社 おくまんさん


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おくまん坂!?

もしかしたら頼朝と八重姫が寄り添って歩いた!?

それはないかも知れないけれど、想像すると楽しくなります・・。
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昨日は山頭火まつりの記念講演会があり、 青いかば旅行社

さんと伊東市市史編さん事務局の金子浩之さんの

「玖須美の古地形と防災」、加藤清志さんの「玖須美・

新井の文学碑」のお話を聞いて来ました。


とても著名な方々の文学碑がたくさん残されています。

過去に多くの方々が伊東を訪れて、静養されたり、作品を

作られたりしています。


また現地に行って調査(行かないと気が済まない)したいと

思います(^-^)/

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