伊豆・伊東市 障害者・高齢者・車椅子バリアフリー旅行          青いかば旅行社のブログ

伊豆・伊東市 障害者・高齢者・車椅子バリアフリー旅行          青いかば旅行社のブログ

静岡県伊豆半島伊東市にある障がい者夫婦が設立したちいさなちいさなバリアフリー旅行会社です 障がい者その家族だから感じる事わかる事を形にし、伊豆旅行の幸せづくりのお手伝いが出来たら嬉しいです  HP http://aoikaba.main.jp/
 MAIL info@aoikaba.main.jp

 

母が先月亡くなりました。

いろんな思いや

いろんな出来事が

あまりにありすぎて

落ち着いたら

母のことを書きたいと思います。

 

最期はだんだん

食べること飲むことが

できなくなってしまい

少しだけ残していた

母の食べかけのアイスを

私が食べました。

 

私の横にいる遺骨と並んでいる

おちゃめな笑顔の母の遺影が

「私も食べたいよ」

と言っているようで

涙が出ます。。。

 

 

 

母はほとんど食べずに

15日間が過ぎました。

 

最近は少しだけ

バナナや桃のすりつぶしや

水ようかんを食べていますが

本当に少しの量です。

確かに声は弱々しく

今まで通りとは言えませんが

力は強く、ぱっと見は元気に見えます。

 

母の体はどうなっているのか。

ガリガリに瘦せてしまっても

なおまだ頑張って生きようとしています。

本当にすごいの一言。

 

看取りの準備と言われて

自宅介護が始まり

慌てて孫たちが帰省して

みんなに囲まれて頭を撫でられて

かわいいかわいいと言われて。

 

復活を遂げるかもと思いつつ

現実は多くは食べられず

誤嚥の危険性もあり

細々と命をつないでいるのです。

 

薬もインシュリン注射もストップ。

400~500台の高血糖でも

重度の認知症なので

つらいのか、苦しいのかの

意思確認は難しくて

心配は絶えませんが

がんばっている母を見て

家族が励まされています。

 

いろんな想いを抱きながら

一日一日を大切に

母と過ごしていきたいと思います。


庭にタネが飛んだ季節外れのナデシコがたくさん咲いています


今日は父の命日です

父の命日に行くお墓参りは

いつも雨です。

今朝は雨が降っていましたが

これから晴れる予報です。

 

父は私が6歳の時に癌で亡くなり

46年が経ちます。

それから母は女手ひとつで

私達姉妹を育ててきてくれました。

 

そんな母は看多機の施設へお泊りに行った

先週末に大量に嘔吐して

食べられなくなってから

今日で4日目になりました。

 

1か月以上前に、足に傷ができて

そこに、ばい菌が入ったようで

抗生剤をずっと飲み続けてきました。

やっと炎症反応が無くなったところでしたが

抵抗力が落ちたのでしょうか。

身体全体が浮腫んできていました。

 

様々な反応は薄くなり、あんなに好きだった

食べることへの反応も無くなり

心配していたところでの嘔吐でした。

 

先日、施設の医師から話があり

終末期の母の処置の確認を受けていました。

つらい延命処置はしないという決断。

それがこんなにすぐ現実のことになるとは

思ってもいませんでした。

 

今日、母が帰宅できるかどうか

施設の医師の往診で決まります。

覚悟はしていたものの

やはり母がいなくなることは

想像もつきません。

 

私は小さい頃から母を追いかけていて

幼稚園では毎日大泣き、

高校生になっても母の姿が見えないと

近所中に聞こえるくらいの大声で

母の名前を呼んで探していました。

私の中の母の存在は

とてもとても大きいものです。

 

無償の愛を私達姉妹や

孫たちに注いでくれた母が

少しでも穏やかに過ごせるように願い

母の最期に向けて

私にできることをしたいと思います。

 

とは言いつつも、心のどこかで

またパクパク食べられるようになって

元気になるのではないかと

信じているのですけど。

涙が出そうなので

ここでひとまず終わります。

 

大好きなおばあちゃんのことが心配で

帰省している長女。

今だけ遠距離通学している彼女を

これから駅まで送ってきます。




2022年になり、もう

1か月が過ぎようとしています。

遅ればせながら

今年もよろしくお願いいたします。

 

昨年もいろいろありました。

「いろいろ」って便利な言葉ですが

簡単に片付きすぎる感じもしますね。

毎年恒例の1年の振り返りもできず、

書初めもできずという、介護に追われる

余裕のない毎日を送っています。

 

さて、静岡県では、

旅行券・地域クーポン券

県内旅行を促進していましたが

オミクロン株の流行により

現在は中止しています。

 

私達家族は、新型株流行前の昨年末に

リフレッシュお泊りをしてきました。

我が家から車で10分かからない

東急ハーヴェストクラブ伊東」です。

 

フェイスブックで交流のある

ふらっとちょっと」さんの

ブログを拝見し、ずっと

利用してみたかった宿泊施設です。

 

ふらっとちょっとさんは

車椅子を利用している息子さんや

奥様の湯治のために伊東温泉の

この宿泊施設をよく利用されています。

地元住民でもわからない

情報を教えていただいたりして

車椅子目線での旅行を

参考にさせていただいています。

でも、やはり自分の感覚でも確かめたい

ということで、今回も

いろいろ教えていただいてから

宿泊しました。

 

実は、宿泊施設をどこにするか

かなり迷ったのですが、

旅の1番の目的は家族、

特に今年高校入試を控える

中3の娘の息抜きのためでした。

そこで、決め手になったのは

次の5点です。

 

1.勉強がしやすい環境である

  (ここに来てまでとつくづく尊敬

 

2.塾のオンライン講習が受けられる

  (FreeWIFIの整備)

 

3.個室のカラオケがある

  (新型コロナの流行以来、

   大好きなカラオケをずっと

   我慢している娘たち。

   ホテルなら利用者が少なく

   感染リスクも少ないかなと)

 

4.貸切風呂があること

  (障がい者手帳提示で

   当日、翌日2回の貸切が可能と

   ふらっとちょっとさんに

   教えていただきました)

 

5.家に近いこと

  (前日に母が熱を出したので

   施設でのお泊りが

   急遽できなかった場合

   私だけ帰宅し自宅で

   看病することに

   なりそうだったので)

 

身障者用駐車場は3台あるそうで、

チェックイン時間前に到着して

先着順の駐車場に停められました。

あ、ちなみに、すっかり息抜きの

お泊りだったので

写真を撮っていない場所も多いです。

すみません・・・。

 

1階の平面駐車場に停めエレベーターで

2階のカウンターでチェックイン。

夜に次女がオンライン授業を

受けられるかどうか

カフェスペースを確認しました。

 

カフェスペースはとっても素敵!

 

 

お茶の提供は夕方で終わりますが、

一晩中、席の利用はできるので

急な仕事もOKですね。

 

 

コンセントもたくさんあります

 

 

仕切られている個別のブースは

3席あります

 

 

 

 

 

 

ひとまず、子どもたちは大浴場へ。

夫は貸切風呂に入りました。

 

 

手すりが付いています

 

 

反対側は伝って歩いて入るための手すりと

座って入れるベンチ

 

 

 

 

サービスショック!

じゃなくてサービスショット😅

 

 

 

 

 

シャワーチェアが無くて大変でしたが

本当はあるはずなのかな?

確認を忘れてしまいました😅

 

夫がお風呂に入っている間に

子どもたちはカラオケ♪

私達も入浴後合流しました

お部屋の中で飲食可能ということで

伊東名物、祇園さんのお稲荷さんと

スーパーのおかずを買って

歌いながら食べました

気になってできなかったことが

実現できて子どもたちは大満足です!

 

夜は、次女が塾のオンライン学習

早速、個別ブースを利用しました

入試に向けて頑張っています👍

 

 

次女は誰に似たのか?

私もサボりながら付き合います

 

 

 

ちなみに身障者用トイレは

1階にあります

 

 

中はとても広いスペースです

 

 

 

 

 

 

朝食もホテルでいただきました

感染対策としてビニールの手袋と

マスクをしてお料理を取ります

会場の写真を撮らなかったのですが

他のホテルに比べて

お料理が低い位置に並べてあり

車椅子利用者には

とても見えやすかったようです

 

朝食後も夫は入浴

チェックアウト後もカフェスペースは

利用できるとのことなので

次女は朝から引き続き勉強

長女は大学の課題

夫は読書

私もちょっと作業

お客様がいなかった時間は

贅沢に家族でテーブルを

使わせていただきました

 

 

正午過ぎまで約22時間の滞在

市内でも十分

リフレッシュできました

 

今、ワーケーションなど

旅行先、観光地などで

仕事をするかたが増えてきて

このように東急ハーヴェストクラブ伊東でも

快適なワークスペースを作っています

 

仕事だけではなく、

日常の延長線上で

ちょっと気分転換できる場所があるって

伊東はあらためて

魅力的な場所だなと感じました♪

 

ふらっとちょっとさん、

情報いただき

本当にありがとうございました!

ブログもnoteもずっと書けなかったのは
自分のなかで決めごとをしていたから。

 

それは”通信大学のレポートを
予定通りに進めたら記事を書く”ということ。

はい、お察しの通り、全然書けていません。。

 


※「自分を大切に」とアドバイスいただいたので、介護家族(一定の要件あり)に配布される慰労チケットで伊東マリンタウンの日帰り入浴とマッサージを利用してきました<写真はマリンタウン>

今年の4月、長女が大学進学のために上京し、
次女が中学3年生(受験生)になりました。
長女のいろいろあった受験や
コロナ禍をきっかけに
「大学を卒業したい」
「教育という学問を学びたい」
という気持ちが芽生え、
姉がいなくなり寂しい次女のためにも
「一緒に机を並べて勉強しよう」と思い4月に
玉川大学教育学部教育学科通信教育課程に
3年次編入し「社会教育士」の資格取得と
「学士取得」を目指しています。

 

とはいえ、「無理をしすぎない」
というのをモットーにしている私だけに
単位を取得できたのは、
まだ2科目(1科目結果待ち)。
今年度中に11科目を
取得しなければいけないのに。
およそ2000字以上のレポートを
2本提出したら科目試験を受験でき、
レポートと試験を合格して単位取得です。
レポートなんて書いたことないし、
書き始めるまでに異常に時間がかかるし
大学卒業を甘く考えていたなあと
つくづく感じています。

 

でも、社会教育はとても興味深く、
私のやりたいことにすごく役立つことなので
何年で卒業できるかわからないけど、
いつか目的が達成できればと思っています。

 

介護家族がいる状況で、
新型コロナウィルスが蔓延していた
都内に通うのは怖いので、
夏のスクーリング2科目をキャンセルしました。
来月は初めて、冬期スクーリングで
大学の門をくぐることになります。

オバサンの私、若者についていけるか心配。
でもやっぱり大学生って言葉の響き、
ドキドキするなあ。

すっかりご無沙汰のブログです。

少し文章を書く練習をしなくてはと

パソコンに向かっています。

 

さて、長女の大学受験の話です。

 

昨年の今頃から

長女の大学受験は「推薦」と定め

一緒にリサーチ、研究してきました。

 

Youtubeを見たり、ブログを見たりして

私自身、それなりに推薦受験の知識や

選び方などが理解できました。

 

対策を立てることは(長女は必死でしたが)

私はとても面白かったです。

 

長女の通う高校では

推薦受験に関して後ろ向きでした。

特に、学校から推薦を出す場合、

学力に関して

「受験校の合格基準に達していること」

が必須と言われました。

 

「推薦受験」の意味ってなんだろう?

って疑問に思いました。

 

長女の場合、学校で習う勉強に関して

決して優秀ではありませんが

介護や福祉という分野への

強い思いや、優しさを持っていました。

 

親だからということではなく(と思いますが)

問題への着眼点、課題解決力、対人力は

有能なほうだと感じていました。

 

そういう部分を考慮せず

学力のみという枠の中だけでしか

子どもの能力を計れないということに

とても違和感を覚えました。

 

教師に必要なものは

「子どもの資質・能力を見抜く力」

ではないのかなと感じています。

 

進路指導に関して本当にいろんなこともあり

親子で悩み苦しんだ数か月でした・・・

 

今まで、街歩きツアーや

市社協主催の街づくりプロジェクト

学校の総合学習などで

子どもたちと出会う機会がありました。

 

未来のある子どもたちが

学校では学べない福祉的体験を通じ

気づき、変わる様子を感じてきました。

 

長女の学校での出来事をきっかけに

「私が本当にやりたいこと」

がしっかり定まった気がします。

 

いつもそうなのですが私の場合

疑問に感じたことを

そのままにできないタイプです。

 

というわけで今年は、とある

チャレンジをすることに決めました。

できるかな、だめかもなと思いながら。

 

嫌な出来事から学ぶことは多いです。

青いかば旅行社を立ち上げるきっかけも

こんなことからでした。

 

チャレンジに関してはまた次回のブログにて。

 

高度の認知症の母は

ちょっとした体調不良をきっかけに

少し上向いた認知症状が

悪化してしまったようで

介護も少し大変なことが増えました。

 

でも、預かっていただける看多機さんの

おかげで、週末はレスパイトできています。

本当にありがたいです。

 

こんな状況ですが、なんとかなんとか

辛いことをプラスに変えていきたいです。

 

<孫という認識は無くても長女には一番良い笑顔をする母>

青いかばの実質的な活動はお休み中です。

夫とふたりでやっている活動だけに

育児や介護、仕事のトリプルでは

更年期の私の身体の負担なりました。

 

特に長女の受験サポートは

手を抜きたくなかったので

全力でやってきました。

(待っててくださる皆様、ごめんなさい・・・)

 

そして無事に長女は志望大学に推薦で合格し

春から福祉と介護の勉強をする予定です。

 

高校入学後、一緒に

オープンキャンパスに参加したり

今年に入ってからは

推薦入学に向けて一緒に

大学研究をしてきました。

福祉方面に進むこともあり

夫と二人で協力し、社会的な課題を

福祉の視点から考えることを伝えてきました。

当事者、家族だからこそ

日々感じていることを大事に。

 

その中で感じたことは本当に色々あり・・・

辛いこと、嫌なことにも直面しました。

いづれにしても、我が子を守れるのは

最終的には親しかいないと感じています。

 

伊東は3つの高校が2023年度に合併し、

ひとつの高校になります。

少子高齢化が顕著な伊東市には

高校は1つだけという現状になるのです。

この高校がどうなっていくのか

まったくわかりませんが、

未来のある子どもたちが

安心して自分の住む町の高校に

進学できるような体制や取組み、

考え方であってほしいと願うばかりです。

 

実は今回の受験に際し

いろいろ思うところがあり、

私の中でやりたいと思うことも出てきました。

課題山積みのこの町のこと、

未来の子どもたちのために

できることに取り組んでいきたいと思っています。

 

やっと一安心できたと思っていたら

次女の中耳炎が悪化してしまい

原因はわかりませんが

突然出血して耳鼻科受診。

明日もまた受診です。

 

次女は滲出性中耳炎が治らず

耳管チューブを付けて2回目です。

思うように治りません・・・

 

吹奏楽部のアンサンブルコンテストに向けて

テナーサックスを一生懸命練習していました。

でも吹くことで耳に負担がかかるらしく

テスト前期間で部活が休みの間に

吹こうと持って帰ってきた楽器は

指の練習だけとなって悲しそうです。

 

親としては子どもの悲しい顔を見るのが

一番辛いです。

長女が苦しみ、やっと解放されたと思えば

次は次女。

次から次へと試練は続きます。

 

私もめまいやら、胃痛やら、心労やら、

あれこれありますが

私が倒れたら、子どもだけじゃなく

夫も母のこともあるので

本当に無理だけはしないようにと思っています。

 

昨年、初めてのお試しお泊りで

複雑骨折をして入院手術、

今も歩けない母は

昨日、怪我から1年が過ぎました。

重度の認知症がありながらも

今通っている施設の素晴らしい対応のおかげで

元気に過ごしています。

 

新しいスケジュール帳は

スケルトンのカバー。

やっとお気に入りのデザインを

100均で見つけて

カバーしてみました。

 

 

今年はいろいろありました。

来年はどんな年になるかな。

なんて、考える時期になりましたね。

一昨日、ちょうど切りのいい歳になりました。

節目の記念として、久しぶりにブログを書こうと思います。

実は少しショックなことを知ることになり

心穏やかではないのですが

前向きに捉えていこうと思っています。

 

さて、最近の私の日々は
お手伝いの仕事、家事、母の介護、夫の介助、

長女の受験のアドバイス、子どもたちのサポート

などに追われています。

 

青いかばのお仕事や、

要約筆記サークルの活動は、

余裕が無くてなかなか

取り組むことが出来ません。

でも今後は少しずつ再開していきたいと

思っているところです。

 

母は、春、認知症外来で

「この人は夏まで持つかどうかだね。」

と本人を目の前に、指をさして言われたのが

嘘のようにとても元気になりました。

毎日モリモリたくさん食べて、ふっくらしました。

進んでしまった認知症もちょっとだけ回復し、

会話ができるようになりました。

この先、突然何があるかはわかりませんが

今は比較的落ち着いて、週6日間、

看護小規模多機能型居宅介護(看多機)に

通ったり、泊まったりして過ごしています。

 

とても良い施設に通わせていただいたので

恩返しがしたくて、先日

「介護家族の会」に参加しました。

定例会で、母が通っている施設のかたが、

施設紹介をすると聞いたからです。

 

「介護家族の会」は、介護を終えた方も多く

介護当事者は半分くらいでしょうか。

自分のことを考えても、介護してる人は

情報は欲しいけど、時間や気持ちの余裕が無い

というのが現状なのかなと思いました。

 

母の事例と、施設のメリットをお伝え出来て

施設のかたも、家族の会のかたも

とても喜んでくださいました。

久しぶりに、誰かのお役に立てたと思えた瞬間でした。

 

お礼を言っていただき、

「また来てください」とお声がけいただいて

ふと思いました。

 

そういえば、介護していても

私がいるのは当たり前であって、

特別なことではないのだったと。

 

何かアクションを起こしたことで

喜んでくださる人がいるというのは

存在意義を感じるものだなと思いました。

久しぶりの感覚です。

 

話は変わって、長女の受験の話。

彼女は推薦受験をするために

春から準備して、早めに対策をしてきました。

福祉方面の進路なので

わからないことは、アドバイスしたりしています。

 

でも受験に関しては本当にいろいろありまして。

私が敏感になっているだけなのだろうか

と思うほど。

今は昔と違いますからね・・・

 

彼女は要領が悪く、

人の何倍も努力しないと追いつきませんが

何事にも一生懸命、真面目に取り組んでいます。

 

毎日、学校で誰もいない教室の鏡に向かって

面接練習をしているそうです。

(それが役に立つのかどうか・・・)

先日はお風呂から、面接の練習らしく

大きな声の独り言が聞こえてきました。

ちょっと微笑ましく、可愛かったです。

 

ある日、彼女は

「私はお父さんとお母さんの子どもに生まれて良かった」とつぶやきました。

 

「我が家は、おばあちゃんが認知症で

毎日騒いで大変だし、

お父さんは障がいがあって簡単に動けないし、

お母さんも余裕はないし、

裕福でも、恵まれている環境でもないのに

なんでそう思うの?」と聞き返しました。

 

「私のために、家族のために

一生懸命にサポートをしてくれていて

幸せな家庭だなあと思うから。

大変なのに行きたいと思う大学を

受験させてもらえるしね。」

それを聞いて涙が出そうになりました。

 

優しい心の持ち主の彼女が

他の誰かにも優しくできるように、

受験に合格し、素晴らしい「福祉人」

になってくれることを

母は心から願っています。

 

認知症介護は本当に心身ともに疲れますが

いろんな人に頼りながら

乗り切っていこうと思っています。

青いかばも、少しずつ始動します!

きっと待っている人もいてくださるはず。

無理せず頑張ります☆

 

長女がホットケーキミックスの写真に描いたらくがき

すっかりご無沙汰のブログです。
気づけば前回の更新から

もうすぐ1年が経とうとしています。

 

本当にいろんなことがあり、

その都度、ブログに書きたいと思いながら

時間に追われてこんなことにあせるあせる

 

今、コロナ禍となり

世の中が不安と閉塞感に包まれています。

日々、いろんな感情に揺さぶられながらも

それに飲み込まれないように

我が道を行こうと思っています。

 

旅行業の仕事はお休み中ですが

かと言って、私自身はのんびり過ごせることもなく

毎日慌ただしくしています。

 

重度の認知症の母は、昨年の11月半ば、

特養入所に向けたお試しの宿泊時に

朝、ベッドから転倒。

大腿骨を骨折し、入院、手術。

歩けないまま自宅介護となりました。

 

実はこの事故に関しては

本当に施設の対応が不誠実で

状況も不透明だったので

行政にも相談したりして

とても悔しい思いをしました。

 

それ以外にも、認知症外来に

母と一緒に受診した際には

母を目の前にして

「この人は夏まで持つかどうかだね」

と言われたり。

 

本当にびっくりするようなことが

次々とありました。

詳しいことはまた後日。

母に関しては、書きたいことがたくさんあります。

 

夫は母の事故をきっかけに

外出が制限され、その後この状況となり

殆ど外出が出来なくなり

数か月間、自宅で過ごしています。

ただ、私が大変な状況になったこともあり

夫の仕事に「お皿洗い」と「洗濯物たたみ」

が加わり、ある意味ありがたいなと思います。

 

子どもたちは、休校中です。

高校生の長女は今年受験生。

休校で部活の引退が見えず

気持ちのやり場も無いようです。

 

新型コロナウイルスは

多くの人に悲しみ苦しみを与えていますが

このウイルスの目的は

体や日常だけではなく心を蝕む

というところにあるのではないかとも思えます。

 

苦しいことは苦しいと言える

世の中であってほしいし、

自分自身は少なくとも

心までは持っていかれないように

なんとかやり過ごせたらと思っています。

 

最後に・・・

私にとってこの半年間、

既に試練は始まっていたので

外出自粛になってからのほうが

我が家の状況が好転しています。

 

収入面では厳しい状況が続きますが

日々の暮らしにおいては

 

足は折れたままの母ですが

良い施設に通えるようになり

週末のお泊りにも行けるようになりました。

 

夫はリハビリを兼ねて

家事を手伝ってくれるようになりました。

 

娘たちは私が手伝いの仕事に行く際は

昼食を作っておいてくれるようになりました。

 

私は母のお世話と子どもたちに関して

時間を取られることが多くなりました。

 

母のオムツ替え、食事介助、

長女の受験(推薦入試)の

相談にのったり

アドバイスをしたりしながら

毎日が慌ただしく過ぎていきます。

 

もうすぐ母がお泊りから戻ります。

認知症のせいで、大声で落ち着かないことも

よくあります。

さて、またひと仕事。

 

いろんなことがありますが

ゆるく、頑張りすぎないということを

心がけていきたいと思っています。

 

~お笑い大好きな長女のらくがき~

 

~花壇には雑草とスズランが咲きました~

すっかりご無沙汰のブログです。

毎日、認知症の母の介護に追われ

青いかばの仕事もままならず。

夜間のトイレ介助も何度かあるので

私の体調は万全ではなく・・

無理をしないで活動をしています。

 

「こころ揺さぶられること」

 

日々、母の介護で良くも悪くも

いろんな複雑な感情で

心を揺さぶられているのですが

今回は長女の話です。

 

高校2年生の長女は

福祉の仕事をしたいと言っていました。

でもおばあちゃんの介護のサポートをする中で

その大変さに自信を無くしてしまいました。

 

将来が見えない中で

学校からは早くから進路を明確にして

勉強するように言われています。

どうしたらいいのか悩んでいたので

福祉、心理が学べる学部のある

大学のオープンキャンパスに誘いました。

 

おばあちゃんのことは妹にお願いし

久しぶりに2人で出かけました。

とある大学で、一緒に講義を受け

学食を食べ、いろいろ話をしました。

 

部活が忙しく、休日は疲れ果て寝ている日々。

おばあちゃんの介護に追われ

ゆっくり長女と向き合う時間は無かったので

とても嬉しい親子の時間になりました。

 

正直、家ではダメなところだけが目につき

いつも「こらー!」と言っているのですが

この外出で、長女のとても優しい気持ちや

相手を思いやる態度などに心打たれました。

 

「この優しい我が子と一緒に暮らせるのは

あと2年も無いのかもしれない」

 

そう思うだけで、涙があふれてきました。

今もこれを書いていて泣きそうなんですけど。。

 

子育てをしながら、夫と母の介護をしているのは

やっぱり大変で「早く大きくならないかなあ」

ってずっと思っていました。

 

周囲の人からは

「子育ては今だけだから楽しんで。」

と言われても、正直ピンときませんでした。

 

でも今回、いつでも私を気にかけてくれた

とても優しい長女の言動で

それがよく理解できました。

 

我が子と向き合う時間、

もっともっと欲しいと思いました。

 

彼女の優しさを私たち家族だけではなく

周囲の人にも分けてあげられるような

素敵な福祉の仕事についてもらえたらなと

親として感じました。

 

話は変わり、

先日は平成27年度に受賞した

いとう創造大賞の提案企画

「福祉・介護のプロフェッショナルを育て

活躍する街」の会議でした。

予算が無いなか細々と続いています。

 

この企画で続けているのは

毎年、伊東市内の施設で福祉の職場体験を

受け入れてくれる施設を公開していることです。

来月には情報が公開されると思いますので

下記リンク、

伊東市福祉介護職場体験

のサイトでチェックしてください。

(現在出ているのは昨年の情報です)

 

そしてその他に

今年も社協主催の「街づくりプロジェクト」の

サポートの仕事もいただきましたし、

青いかばとして今年度は

県の助成を受けて

「合理的配慮推進」の講話や研修を

学生や観光関連事業者向けに

やりたいと思っています。

(とはいえ、まだ採択されるかは未定ですが・・)

 

とある賞もいただけることにもなりました。

小さいことも積み重ねていけば

見ていてくれている人がいるんだなと感じます。

またそれは後日ご報告します。

 

話はそれましたが、

いろんな「こころ揺さぶられた」経験を

社会に還元できるように

今は充電しながら

少しづつ亀の歩みをしていこうと思っています。

でも今はまず大好きな家族優先で。