時代劇などで、
「市中引廻しの上、はりつけ獄門の刑に処す!」
「お、お代官さま~」
なんて言っているのを聞いたことがあると思います。
伊豆の片瀬には「はりつけの松」と言われている松並木があります。
樹齢1100年。1792年に徳川幕府が植えたものです。
江戸時代は身分戸籍をお寺が管理していました。
士農工商(武士・農民・職人・商人)の身分制がありました。
最近良く耳にする格差。この時代にはもっとはっきりとした格差があり、
それにより添い遂げることのできない若い二人がおりました。
若い二人は悲しさのあまり、お寺に火をつけて炎上させてしまいました。
封建社会に置いては、僧侶というのは武士や貴族と変わらない大規模領主
で、僧侶のいるお寺に火をつけるというのは、大変重い罪が科せられたのです。
この松並木の下で、はりつけの刑が処せられました。
この時から「はりつけの松」と言われるようになりました。
この松の下に落ちている松ぼっくりを持って帰ると、恋の成就、夫婦円満の
ご利益があると言われています。
松ぼっくりを探して持って来ようと思っていたのですが、
堤防の下の荒波(天気が悪かった)を見ていたらすっかりと忘れてしまいました~。
実は・・・・このはりつけの松の所では、その後、十数人の刑が執行されている・・・
とネット上に書いてありましたが、分かりません。
この悪天候の中、釣りをしている人がいました。
最後に松並木の近くに咲いていた桜を。
今日もはりついています