戦中の軍国少年ってのは敗戦後どう生きてきたんだろうか?
http://u1sokuhou.ldblog.jp/archives/50277834.html
質問と回答が微妙にずれている。終戦によって回答で言及されているような状態になったのは、軍国少年よりも少し上の世代からだと思う。
終戦当時小学生が終わるか終わらないかの、本当に少年といえる年代というと昭和十年前後生まれということになる。この年代の老害については以前こちらに書いた。
http://ameblo.jp/izow/entry-10627077880.html
さて、終戦によってそれまで万歳万歳とやっていた連中が一斉に手のひらを返したように、今の民主党政権が崩壊し皆が戦後ずっと引きずってきた左翼思想に騙されたと気づき転向するとして、では今10歳前後の子供達はどうなるのか。
各種世論調査を見ているとわかるが、10代はテレビから受ける影響が他の世代に比べて大きい。20代30代が完全に反民主反サヨクに傾いてきているのに対して、10代はいまだにテレビによる無意識の反日洗脳の影響下にある。
もし、ある日突然民主党が霧散したとして、彼ら10代の中に植え付けられたサヨク思想は、それを検証することなく深く深層心理の中に埋もれ忘れ去られるだろう。今の20代や30代がいろいろ考え迷ったような経緯を経ずにだ。彼ら10代にとっては、そんなことよりもこの疲弊した国でどうやって生き残るかが関心事になる。ちょうど戦後のように。
終戦の混乱にしろ、今のサヨクによる自滅行為にしろ、それを自分の生活に直結した実体験とし、その上で様々な選択をした者はまだ良い。それがどんなに愚かであっても、どんなに卑怯であってもだ。問題は、まだ十分な年齢に達していない子供が、考える時間と機会を与えられないまま、美化したファンタジーとして思想を心の奥底にしまい込んでしまうことにある。それは後々絶対にまともな発芽をしない。
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