今回、いちいち元記事を引用することは省きます。
まず、震災に対して経済活動が萎縮してしまわないようにしなければなりません。この点、ホリエモンの指摘は正しい。子供じみた悪党とはいえ、彼はお金稼ぎに関しては間違いなく天才です。したがって、ホリエモンがまじめに金の話をする時は十分に聞く価値があります。
キチガイじみた巨大ネオン看板をかかげて営業しているパチンコ屋や、電力供給が不足している時に東京ドームを夜間一番電気が必要な時間帯に使うような馬鹿げたプランを除けば、一般的な娯楽産業の火を今落としてはいけない。自粛ムードが生み出す経済活動の停滞は、なにより避けなければならない最優先事項です。関西に対して東日本に一切貢献しない節電を求めて、橋本大阪知事にたしなめられたレンホーのような白痴が今一番の日本の敵なんです。
東京がどれだけ早く震災前の状態に復旧できるか、これこそが東北の救援と復旧の鍵になる。関東が東北へ物資を送り出すポンプとしてフルパワーを出せるように、今こそ使えるだけの金を使う時です。巷に金が回れば全てはうまく動き出します。義援金を送ることだけが貢献ではないんです。まずは自分の住む地域に消費という形で貢献してください。ただし買いだめにならないように。震災で被害にあったあらゆる職業の人たちが、少しでも早く、少しでも多くの収入を必要としているんです。
大きな企業のサラリーマンとして働いて給料をもらっている人にはあまり実感がないかもしれませんが、中小の事業者はこの突然の混乱で今月乗り切れるかどうかわからないんです。特に直接生活に必要のない産業が危ない。この非常時に何々に金を使うなど言語道断などという間違った自粛は絶対に辞めてください。それは巡り巡って自分の仕事にもダメージを与えるだけです。
東北の現状については自衛隊や関係者の力を信じましょう。彼らの能力は間違いなく世界一です。必ずや予想以上の成果を上げてくれます。彼らは政府なしでも必要なことを的確に迅速にこなしていく能力があります。いくら辻本が妨害しようとしても無駄です。
問題は原発です。今、自民党の長期政権が育て上げた極めて官僚的体質の寡占巨大企業を、戦後日本の膿を濃縮発酵させたような無能の極みであるサヨク政府が指揮しています。まさに最悪の組み合わせです。今回の問題は菅政権と東電両方に落ち度と責任があります。
一部ではどんなにひどいケースでもチェルノブイリ並みのことは起こらないという論もあります。しかし、最悪の場合、炉で溶け出した燃料棒が炉の下部に堆積し再臨界に達し、炉の底が高温に耐えられなくなり抜けるでしょう。その際に地階の水にウランや３号炉ではプルトニウムが触れて大規模な水蒸気爆発が起こればどうなるか。しかもそれが複数の炉で次々に起こる可能性があるのです。つまりある段階から先はもう水を使うことが逆に危険になるということです。その分岐点は中性子線が観測されるかどうかです。
東電の事態の過小評価と対応の遅さも問題ですが、なによりも問題なのは菅がパフォーマンスのために指揮系統を乱し作業を妨害し続けていることです。もし、このままの状態が続けば、最悪の場合を覚悟しなければならなくなる。
現状、過剰反応は必要ありませんが、観測された放射線量から見て、高萩以北は完全に危険地帯だと認識すべきです。３０キロという政府の指定は明らかに狭すぎます。一方で水戸以南はまだ十分に安全といえます。ましてや東京は全く問題ありません。
今回、唯一の救いは官房長官が仙谷でなかったことです。これは本当によかった。枝野のような小者が自分の職務を間違いなくこなすことだけに必死になってくれたこと。緊急事態に正確なスピーカー役であることに専念し、無駄な私情や思惑を持ち出すだけの余裕がない枝野のような凡庸な人物が官房長官であったことが最大の救いです。これがもし仙谷だったらと思うと背筋が寒くなります。が、・・・菅が仙谷を副官房長官に任命だと？・・・本当の地獄はこれから始まるのか。
更にレンホーと辻本まで配役されました。辻本はさっそく米軍の救援物資輸送を妨害。レンホーは都内のコンビニなんかを見て回るだけの役立たず。そもそも震災対策の予算を仕分けしたのはレンホーと枝野です。この二人が何人を殺したのか後で詳しく検証されることになるでしょう。
すでに海外では民主党政権が切り捨て対象としてはっきりと非難の的となっています。谷垣のアホは暢気に首相の足をひっぱらないようにとかほざいてますが、事態は既にそんな段階ではない。もし、このまま今の日本の政府機能が害にしかならないとなれば、強硬手段も検討しなければならなくなります。仙谷が出てきたことでその可能性は非常に高くなってきました。もし仙谷が中国の人民解放軍を云々と言い始めたら、それが何かが決断されるタイミングとなるでしょう。
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