前回のブログでは、大学進学後に夫と大喧嘩をしたと書きました。
現在の夫婦仲はとても良いです。週4日は出社してくれるので非常に助かります。夫が出社すれば自分のご飯はいくらでも手抜きができますから!(笑)
今回からブログ冒頭でお知らせしますが、来週のブログはお休みします。
人の意見は必ず受け止める
私は人の意見を素直に受け止めることを心掛けています。受け入れるかは別として、そういう意見もあるのだと一旦受け止めます。
11月17日(金)に横浜へ行き、私を成長させてくれる方に会いに行きました。お名前をKさんとします。
Kさんに大学のレポートを見ていただきました。講評も見ていただきましたが、Kさんは私に分かりやすいように説明してくれました。
勉強に対する柔軟性が低い私でも気付けるように「こうやれば?」という指示的なアドバイスではなく、「この教授は○○するといいみたいだね」、「○○を求めているみたいだね」と、ヒントを与えてくれる感じです。
私は今、手探りでレポートに取り組んでいます。
多くの人の意見を聞けば聞くほど、ネットで調べれば調べるほど、本で調べれば調べるほど、「結局どれが正しいんだ!!!」となり、レポートの「型」を整えることに躍起になりすぎ、レポートで何を問われているかが見えなくなっています。
実は現在もレポートの本質を見失っている状態です。「何が分からないか分からない」状態なのでとても苛立ちます。
一旦頭の中をリセットし、情報を入れ過ぎないことを心掛けます。
自分を知ってほしい心の表れが強い
私は信念を持って今の活動と碧の森の運営をしています。
活動の話をする際、思わず力んで「私は法務省で講話がしたいんです!刑務所の教育をこうした方がいいと思うんです!」と熱弁してしまうことがあります。
相手によっては「グイグイ来てイヤだな、押しつけがましいな」と感じてしまうこともある。皆がポジティブに受け取るわけでは無いから、気を付けた方がいいとKさんから指摘を受けました。
これは「自分の活動を相手に知ってもらいたい」心の表れですが、それをネガティブに捉える人もいる。
熱弁したあと「あぁ、やっちまったなぁ」と思うことがあるので、相手が全く自己開示をしていないのに、私から積極的な自己開示をすることは控えようと思います。
こういった指摘をいただくのはとても有難いことです。
依存症者や前科者は、「指摘」を「攻撃」と受け取る人が多いです。受刑前の私なら「うるせぇ!」となっていたでしょう。
図星だな、と思ったことは素直に受け入れる。
受け入れる瞬間は心が痛いかも知れない。痛いことほど自分の弱点や強情な部分、苦手なことだと思います。
苦言を受け入れるのは「今は」苦痛かも知れない。でもそれから先の人生は、間違いなく生きやすくなると思います。
Kさんのような人が私の周囲に居ることは、とても幸せで有難いことなのです。
レポートは不合格でした
1段目と2段目、S評価を貰えたのは英語のレポート(問題)で、問と答えが明確でした。教科書を読んでいれば解ける問題だったので満点です。
3段目と4段目がDとなっていますが、不合格で再提出となります。
いやー、ショックでした。図書館で参考図書を借りて、ノートに課題と関係があることを片っ端から書き出し、自分なりに考えて書き上げたレポートの結果がこれです。
不合格に落ち込み藻掻く様子は動画にします。私のダメな部分も全て記録していくのが湯浅静香chです。
news23とワイドスクランブル
news23の生出演が正式に決まったのは21日です。
生放送なのと地上波ということでとても緊張し、心臓が飛び出そうでした。
news23はYouTubeにupされています。まだご覧になっていない方はこちらからぜひ観ていただけると嬉しいです。
地上波の圧というか、スタジオの静けさと固い雰囲気に圧倒され、お話しすることが吹っ飛んで変な方向に行ってしまったのは否めませんが、あれが「今のわたし」の実力ということです。
ワイドスクランブルはVTR撮影だったので、リラックスしてインタビューを受けることができました。
ワイドスクランブルは今のところYouTubeにupはされる予定はなさそうです。もしupされるようならブログでお知らせします。
撮影に協力いただいた過去にオーバードーズをした女性、前科者座談会の参加者さん、本当にどうもありがとうございました。
青山学院大学で「本」になってきます
皆さんはヒューマンライブラリーをご存知でしょうか?
生きた人間が本の役になり、読者と対話をするというものです。詳しくはこちらをご覧ください。↓
アディクト仲間からの紹介で、11月25日(土)に青山学院大学で開催されるヒューマンライブラリーで元受刑者として「本」になってきます。
30分の中に対話も含まれるので、自分の話は15分程度にまとめなくてはなりません。
43年間の人生を15分で語るのは無理があるのですが、湯浅静香を形作る「要」と思う部分をお話ししてきます。
謝罪は「自分のエゴ」では?
相手は二度と関わりたくないと思っているかも知れない。
— 湯浅 静香 (@shizuka_yuasa) November 13, 2023
「応じないなら償わない」と解釈する人もいる。
被害者のお話を聞くと、相手の立場に立った謝罪や償いをするのはとても難しいと感じます。
私の謝罪は自己満足とエゴでは?と自問自答します。相手が謝罪を受け入れるかはまた別問題です。 https://t.co/85n5DHt61h
沼田牧師のポストにとても共感したので引用させていただきました。
なんで謝らせてくれないんだ!そう思う時期があった。
謝ることは自分が気持ちいいだけで、自分の我儘で、自分の中で消化しただけで、相手はそんなことを全く望んでいないのではないか。
相手の立場に立った謝罪や償いは、とても難しいと感じます。
両親は私に「どうなってほしかったか?」
両親の墓参りに行きました。
— 湯浅 静香 (@shizuka_yuasa) November 23, 2023
父は私をアナウンサーにしたかった。
母は私をプロゴルファーにしたかった。
アナウンサーにはなれなかったが、地上波の生放送に出演できた。
プロゴルファーになれなかったが、人様に迷惑をかけるようなスコアは叩かない。
多少の親孝行はできていると思います。 pic.twitter.com/5xSR9pSIyC
news23とワイドスクランブルの放送終了後、お墓参りに行きました。
母から聞いたことがあります。
「あんたハキハキ喋るから、頭が良かったらニュースキャスターやアナウンサーになってほしかったってお父さん言ってたわよ?」
父から聞いたことがあります。
「お母さんは若いころにゴルフをやめてしまったから、静香にはプロゴルファーになってもらいたいなんて言ってたことがあるんだぞ?」
ふーん、二人とも夢見るもんなのね。私バカだし運動神経悪いし、そんなの出来るわけねぇじゃん。
ずーっとそう思っていました。
そして、刑務所まで落ちました。
父が言っていたニュースキャスターやアナウンサーにはなれなかったけれど、地上波のニュースに生出演することができた。
母が言っていたプロゴルファーにはなれなかったけれど、一緒にコースを回る人の迷惑になるようなスコアは叩かない。(はず)
墓前でぶつぶつ話しかけます。
「大学のレポートはD評価で散々よ。私超勉強やったつもり。つもりじゃダメなんだろうけどさ、これまでやったことない勉強に挑戦したんだって。
本当は投げ出したいよ、辞めてぇよ。でもそれじゃ昔の私となーんにも変わんないって分かってる。私は昔の私には戻りたくないわけよ。
昨日ね、TBSのnews23に生出演したんだ。昔は筑紫哲也がやってたやつ、二人が生きてるころから続いてる番組よ。今日はワイドスクランブルにVTR出演した。
考えられる?あんなろくでもねぇ子どもだった私が地上波に出演する日が来るなんて、これっぽちも思ってなかったでしょ?
私が一番思ってなかったよ?むしろ報道される側になるだろうなって思ってた。事件を起こす犯人ね。今後絶対そうならないとは言い切れないけどね、世の中に絶対はないから。
昨日○○くん(夫)が「お父さんの夢がある意味叶ったんじゃない?」とか良いこと言うのよ。明日祝日だしお墓行けば?って。
生放送の翌日が休みでこうやって墓に報告に来れるっていうのもさ、何かの導きかなと思ってるわけ。
テレビに出ると天狗になる人っているじゃん?偉いって勘違いする。今の私の需要は一時的なものだと理解してるけど、私は恒久的に活動を続けたいんだ。だから明日からまた気を引き締めて、私にできることを続ける。
二人が今どこに居るか知らんけど、特にお母さんは地獄かも知れんけど、見守ってて。」
さいたま市の市営霊園の入り口では、地元で採れた野菜や卵、お花などが安く販売されています。
仏花を購入したときに、ふとシクラメンが目に留まりました。
母はシクラメンが好きだったようですが、買ってきても毎回枯らします。翌年咲いた試しが無いし、酷いと1ヶ月持たない。
私はそんな母が大っ嫌いでした。枯らすの分かってんのに毎回アホみたいに買ってくんじゃねぇよ!と。
だからシクラメンにあまり良い思い出がなくて、あのクソババァが好きだった花ね、くらいの感覚だったんです。
今日はそんな感覚はなく、不思議と目に留まりました。
いま自宅にこのシクラメンがあるのは、私の心に何かしらの変化が起こったということです。