前回のブログではネイリスト検定のモデルを、栃木刑務所の静思寮で一緒だったNさんにお願いしたこと、Nさんへの不信感が増していく中、平常心で試験を受けることができず、2級に落ちてしまったと書きました。

 

・人のせいにするのは簡単

・自分に悪影響を及ぼす人間関係の断捨離

 

ネイリストを目指しているのに、ネイルの内容とは関係のないことに気付かされるのです。人生って面白いと思いませんか?

 

他の生徒さんとやり取りをするようになります

 

私と同時期にスクールに入った人たちの多くは、私より先に2級と中級に合格しています。そのことに劣等感と焦りがありました。

 

でもそんなことを悩んでいても何も前に進まない、今の私ができることを精一杯やればいい。

 

そこで私はスクール生何人かに、私の家で一緒に練習しませんか?と声を掛けました。何かの縁で同じ時期にスクールへ入学したのです。卒業して「はいさようなら!」というのは嫌だったんですよね。

 

何の勉強でもそうでしょうが、情報交換は大切です。依存症子が出所後に取った資格で書きましたが、ネイル用品は結構高いのです。筆1本にしても安い物で800円、高いもので2万円、一生持つものではなく消耗品です。

 

仮に4人が集まれば、4人が使っている筆の使い心地を試せます。その中で自分に合ったもの、使いやすいものを買えばいい。何本も購入して「失敗した~!」ということがなくなります。

 

スクールでは時間が限られているので、皆の時間が合うときに依存症子の家で、練習と情報共有を行うようになります。

 

生徒さんの練習法や価値観を学ぶ、知る

 

スクールでは他の生徒さんがどんな練習をしているのか、まじまじと見ることはできませんし、私語もできません。

 

スクールには講師が何人かいるのですが、それぞれ教え方が違ったりするんですよね。その内容を自宅で話し合ったり、練習方法を検討しながら実践することができました。

 

ネイル関係では→どんな筆の持ち方をしているのか?塗り方をしているのか?絵の描き方をしているのか?削り方をしているのか?どのメーカーの道具を使っているのか?またその理由は何なのか?

 

人として→どんな考え方をしているのか?価値観を持っているのか?

 

年齢も育った環境も違う人の話を聞くのは、私にとって大変刺激的でした

 

というのも私はろくな環境で育っておらず、学歴は高卒、その後好き放題を続けて受刑者となりました。ですので一般常識が備わっていません。

 

他のスクール生はなぜネイリストになろうと思ったのか?

 

普通の家庭に育ち、大学へ進学して就職し、会社を辞めてまでなぜネイリストになろうと思ったのか?働きながらネイルリストの資格を取ろうとする理由は何なのか?

 

ネイリストになりたいと思ったきっかけを聞けたことが、とても新鮮だったのです。

 

ちなみに今でも定期的に交流を続けています。私が引っ越しや産業カウンセラーの受講、起業でバタバタしたこともあり、あまり会えていませんが、年末にでも小さな忘年会を開く予定です。私の活動を応援してくれて、本当にありがたいと思っています。

 

2級と中級、無事合格

 

 

 

上がネイリスト検定2級、下がジェル検定中級直後の写真です。

 

2級のポリッシュの仕上がりとアート、中級のピンクのグラデーションのレベルが低いですが、そこはご愛嬌ということで……。

 

このとき、コロナ禍真っ最中です。ネイリスト検定はコロナウイルスの影響で延期になり、さらに1級と上級は、ハンドマネキンで受験が可能となりました。

 

従来はもちろん人(モデル)でしたが、1級の実技試験時間は約3時間、それを対面で行うのは危険と判断されたようです。

 

自宅で6時間の練習を何日も繰り返し、私は無事に2級と中級、他の生徒さんは1級と上級に合格することができました。私の中級のモデルさんは、一緒に練習した生徒さんにお願いをさせてもらいました。

 

いよいよ、1級と上級を残すのみとなりました。

 

人の意見に耳を傾ける素直さが身に付いた

 

今年の6月のブログ、「刑務所は小さな社会」で書きましたが、解決できない問題は自分には降りかかって来ません。私が前回の2級と中級で落ちたのには、間違いなく意味があったのです。

 

もしあのまま合格していたら?

調子に乗ってろくに練習しなかったでしょう。人の手を乱暴に扱う癖が抜けなかったかも知れません。みんなで練習しようなんて発想が生まれなかったかも知れません。

 

2級と中級に落ちたことで、見えてきたものがあるのです。一発合格していたら、気付けなかったことがあるのです。

 

 

これは受刑生活でも同じことが言えます。

 

逮捕されて刑務所へ行ったから、見えてきたものがある、今の私がある。

 

あのとき逮捕されて本当に良かったと、心から思えるのです。

 

 

ネイルスクールへ通うようなってから、人の意見に耳を傾けることができるようになりました。素直に聞けるようになってきたんですよね。

 

これは依存症子が一貫して皆さんにお伝えしていますが、狭い交友関係、あるいは孤独に過ごしていたら、自分の意見も考え方も凝り固まって、柔軟性を失ってしまうと思います。

 

アロマテラピー、やってみよう。

 

私の通っていたネイルスクールは、ネイル以外の事もたくさん教えていて、その中にアロマテラピーがありました。

 

実は20代前半から後半に、少しだけアロマにハマったことがあります。

 

覚せい剤と向精神薬、ギャンブルに買い物依存でパッパラパーだったころですが、少しでも安眠を求めて、ラベンダーの精油を買って、寝る前に嗅いでいたことがありました。

 

覚せい剤に向精神薬で、アロマの効果はかき消されましたが(笑)、今後の生活で深い眠りで安眠ができるならと、改めてアロマも学ぶことにしました。

 

 

 

次回は1級と上級、アロマテラピー検定取得と、それが碧の森とどう関係してくるか、書いて行きます。