まだ残暑が残る学校で事件が起こる。沢田グループが障害事件を起こしたのだ。良くある話…一年生の頃に他の名森グループにやられた時の仕返しだ。
そのグループ数名を沢田グループが一斉に襲ったのだ…まぁ~沢田の気持ちも解らない訳では無いが、どうやら度が過ぎたみたいだった。やられた名森グループの一人が先生を通し、警察を呼んだみたいだ…襲撃終了から一時間位で少年課の刑事が沢田グループの実行犯を連行して行ったのだ…私から観れば、「何故警察?」と思うのだが、やられた張本人が被害届を出した為に事が大きくなった…親同士の間で示談が成立となり沢田グループは警察署でたっぷり絞られてから釈放となり…家裁行きとなったが、今回は示談も成立してるし、初犯と言う事で処分保留となった。学校では集会が行なわれ騒が無い様にとの話がされていた…何かある度に集会が開かれて居たが、なにを話していたかは、私の記憶には無い…ありふれた話だったのだろう。よく、このての事件のニュースで被害者のコメントは在るが、加害者のコメントは聞いた事が無い…
事件後からは平和な日々が続いていた、学校では相変わらず勉強についていけ無い…だからと言って質問も出来ないのだ…授業を止めてしまうから。
総ては自分の責任だから仕方無い…解らない事を詰め込んでも、余計困惑するので、教室に居ない日々が続いた。
塾では馬鹿クラスの為に授業が行なわれ、そのかいあって、徐々に解る様になってきた。私は、志望校を選択出来無いでいた。都立と私立どちらにするか?出来るなら都立が良いのだが、内申書と言うので引っ掛かるらしく、都立は辞めた方が無難みたいな言い方を担任にされた。塾では逆に都立行けるよと、言われ迷っていた…結果、私立にしたのだ…一月に試験がおこなわれ筆記、面接と受けた…筆記は馬鹿にしてるのか?と思う位、簡単な問題だった…ABCは書けるか?掛算、分数、簡単な漢字etc…後に解るのだが、TVで日本一の馬鹿学校と言われていた(笑)周りをみたら確かに、自分も含め、不良っぽいのが多かった…結果は合格。「当たり前だ!」私は都立の受験をと、頭がよぎった…
一月も終わりに差し掛かり、普段と変わらず、休み時間の合間にベランダでタバコを吸いくつろいでいた…ベランダは他の教室と繋がっており、隣の教室のベランダから突然声がした。「なにしてるの⁈」別の学年の音楽教師だった…「何って、一服中~」…「馬鹿にしてるの?」…「面倒くせぇ~なぁ~」…私は吸い殻を投げつけた。音楽教師は慌てて教室に入り何処かに消えた…私は新たにタバコに火をつける。数分後、私の前に数名の教師が来た…「暴力ふるったんだってなぁ~?」…言い掛かりである!侵害である!「はぁ?タバコ投げただけだし!当たって無いし!」…押し問答が続いた…気づくと野次馬だらけである…私は恥ずかしくなり無理やり教室をでた。目立ちがりやだが、揉めてるのを見られるのは嫌だ!私は天邪鬼であるのだ(笑)しかし、教師たちは追いかけて来た…かなりしつこい。結局職員室に連れて行かれ事の事情を再度話した…馬鹿教師の嘘発言で面倒くさい事になった…「あのさぁ~あんた等のいう事聴いて来たけど、本人は?」…「おどかしやがって…泣いてるよ」ビックリした…何故?私は貴女を脅したの?イヤイヤ…音楽教師は私が怖かったらしく、周りに泣きついた様だ…事に輪を掛けて…笑うしか無かった。確かに、若くてタイプでは無いが、エロチックな感じの女だ…盆暗教師が出しゃばるはずだ(笑)よく見ると、数名の教師は、浅尾(担任)以外知らない教師だ、何か納得いかなくなり、担任以外の教師に凄んだ!「てめえらぁ~誰だ⁈世話にもなって無い奴に、ガタガタ言われる筋はねぇ~し、くそ女に踊らされてんじゃねぇ~よ!出直してこい!」教師達は何も言えずただ私を睨んでいた。担任が誤解もあるみたいだしと私をなだめ、教室に戻そうとした…その時に、部の顧問が間に入って来た…「何してる?どうゆうつもりだ‼」…あれ以来、話した記憶は無いって言うより私を避けていた人物だ…頭の中で何かが弾けた…「てめえが出しゃばってんなよ!」私はあの時の屈辱感が蘇り、言葉と同時に殴りかかった…流石に一発入れた時点で取り押さえられた。私は動けない…そのまま場所を移して私の興奮が収まるまでと軟禁された。「いつまで閉じ込めんだよ!」…「お前が落ちつくまでだ…」私は確かにまだ興奮しているし、言いたい事もある…「あのさぁ~判ったから、阿佐ヶ谷(顧問)呼んでよ?話ししたいんだょ。じゃなきゃ収まん無いよ?」私ら教師に伝え、何もしないと約束して呼んで貰った。ガラガラ、阿佐ヶ谷と浅尾が入って来た…私は、目を伏せうつむいたまま「あのよ~俺が言いたい事解るよねぇ~?先ず、さっきの事、事情も知らない人間が、もの言って、頭にこない俺じゃねぇ~じゃん。あんたが何も言わなきゃこんな事になって無いし…でも、殴った事は謝る…すみませんでした…」私は謝り、阿佐ヶ谷もうなずき、この話しは終わらした…本題に入る。「で、俺が聴きたい事は?言わなくても…」言いかける…とっさに阿佐ヶ谷が話し始めた…「あの時、お前を後半から出そうと思ったんだ…」私は黙って聴いた…「まさか帰るとは…私の説明不足で、すまない…」私は、あの時の気持ちを阿佐ヶ谷に話した…「俺は、ただ単に悔しくて、惨めで…みんなに迷惑を掛けた分、頑張りたかったんだよねぇ…話しは解ったよ、悪いのは俺だし…あんたも早く、話せば良かったのに…」…「すまなかった…」私は、話せた事で胸の使えが取れた様な取れ無い様な…許すも許さないも、そんな事は元からどうでも良く…ただ面と向かって話したかっただけなのかもしれ無い…俺を解ってくれと…ただの甘えだ…何とも言えない後味だった…
この事で、私は都立の受験をやめる選択をしたのだ。理由は自分で内申書も酷いだろうから無理だなと、決めつけたのだ…
そして卒業を迎えた…特に感動も何も無い…泣いてる人も居たが涙の意味が解らない…私は欠陥人間なのだろうか…さよならだけが人生か…
寒さが嘘のように無くなり、爽やかな時期になった…高校生活が始まる…
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