9/29(金)にメタリカのコピーイベントが、
そして10/7(土)にAmiliyahさんのサポートが終了しました。
で、お次はいよいよ自分のソロライブですよ↓
(チケットのご予約その他諸々は下記Izoサイトの「What’sNew」からどうぞ。上から2番目くらいですw)
さて、忙し過ぎて若干体調不良の気もありますが、私は元気です(KK)。
その忙しい原因を作っているのが、タイトルにもあります通り
「Kemperの音作りについて」
です。
前回のライブでもAmiliyahさんサポートでも使いましたが・・・ちょっとまだ使いきれてないなぁ・・・という感じで音作りに不満が。
(なおメタリカの方は会場のJCM2000にNTSのみという漢セッティングでした)
ざっと挙げますと・・・
1.デジタル感(サウンドプロセッサー感?つまり生アンプを使っていない感)が強い
2.ハイ(高音)がポジションによって出過ぎる
3.同様にロー(低音)もポジションによって出過ぎる
この3点です。
特に2と3が致命的です、ギターインストをやっている身としては。
メロディをハイポジションで弾いていると、耳に付く・・・もはや耳に痛い高音が気になりました。
で、低音も同様。低音弦からの上昇フレーズなどで低い音がボコボコと不快な低音を発したりします。
また、自分のメインギター「ESP」が・・・良く言えばかなり繊細、悪く言えば結構ピーキーです(白目)。
PUは全てダンカンのSTKですが、リアのS7とフロント/センターのS1で音の出方が大分違います。リアで高音が気にならなくても、フロント/センターの方で気になったりして「なんでやねん!」って事も多々あります。
先々フロントとセンターをS4に変更しようかなぁ・・・とも考えておりますが、先立つものが無いのでそれは後回し。
とにかく今はKemperの設定で何とかしないとね・・・って事でスタジオに音作りしに入った訳です。
しかし・・・
金曜日の午前中→2時間入って上手くいかず
土曜日の午前中→3時間入って上手くいかず
って塩梅。やべぇよ・・・やべぇよ・・・
↑金曜日の朝。吉祥寺にあるスタジオK
↑土曜日の午前中(始発で移動)、中野にあるスタジオN
で・・・土曜日早朝スタジオ後、そのまま
「今晩のナイトパック個人練習オナシャス」
って事で6時間入ってきましたorz
流石に焦りがヤバかったので、ガッツリと仕上げるつもりで入ってきました。
本当はそれにまつわる色々な事を書いていきたいトコロですが、まーた長文になっちゃうので今回は本題のみ書きます。
Kemper持ってない人は「( ゚д゚)ポカーン」な記事です、センセンシャル。
(いつもの事か?)
・Amplifier部の設定
→ここでのイコライジングはあまり弄らない様にする。
とは言え最終的に抑えきれなかったハイやローはここで削ったりもしました。
・CABINET部の設定
→多分ココが一番の肝。
小生はIRをメインで使っておりますが、先ず
「PURE CABINET」をし結構上げます。
あ、デフォの設定ではOUTPUT部に「3」で掛かっておりますが、こちらは外しております。
で、私の使っているIRで不要な高音を消そうとすると「3~9」くらいまで上げて調整しました。
「PURE CABINET」自体は、「マイクで拾った音を、直接キャビから出力される音にシミュレートする」機能みたいですが、公式のマニュアルには「キャビから直では感じない不要な高音が出る場合上げる」と書かれていました。
この効果は結構絶大で、私の様なシングルコイルでハイゲイン設定の方は上げ目の方が良いかな?とも思いました。
(ただし、人によっては「3以上上げるな」と書かれているブログも存在しました。この辺はその人のギターや弾き方でも変わりそうですね)
次に同じくCABINET部の「Low Shift」を0.5~1.5くらい上げ、低音弦でのローのボコボコ感を消します。
名前の通り低音の位置をシフトさせる?みたいなので、少し上げて上記の通り回避させました。
そして同じく「High Shift」。こちらは0.5くらい下げて高音のキンキン部分を減らしました。
最後の「Character」は、「-2~2」くらいで仕上げました。
こちらはキャビの個性?を上げ下げするモノらしく、上げると生っぽくなり、下げると平坦な感じになるとの事。
上げると音の主張は強くなり、下げるとその逆って感じですかね?使っているアンプによって上げ下げしました。
デジタル感を消す、不要なハイとローを減らす、この問題点だった3点は先ずここで粗方減らす事が出来ました。
そしてトドメがお次↓
「EQを掛ける」
です。
以前からイコライジングの大切さを説いてきました(出来るとは言っていない)が・・・もう一度見直しました。
もう大分昔ですが、VALの時に某エンジニアさんと話した事を思い出し、それに沿ったイコライジングを施しました。
具体的に言いますと・・・
250~300hz→少しカット
550~600hz→そこそこカット
900~1200→少しブースト
3000~4000→少しカット
って感じで、ご覧の通り少しだけミッドブーストした感じですかね?
そして一番大事なのが
ローカット→60~80hz
ハイカット→6000~8000hz
です。ハイがかなりバッサリです。
このハイ・ローカットは、VALの2ndをKemperでリアンプ納品する際にエンジニア氏から指示された数値でした。
ローはともかく、ハイはかなり低い位置でカットされてますが・・・以前もお話ししましたが、例えばコレ↓
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/200814/
エミネンスのEJモデルですが・・・周波数レンジが「80~5000hz」とかなり狭いんですよね。
世界最高峰の音を出すと言われているEJのスピーカーでも、他のギターキャビ搭載のスピーカーよりもレンジが狭いです。
っていうか以前挙げたセレッションのVintage30も上が5000hzとかなんスよねぇ・・・
だからといってKemperで同じくハイカットを5000hzにする必要は無いと思いますが、ハイカットは結構低い位置でセットするのが自分にはシックリきた次第です。
オマケ・・・「歪み系エフェクト」
通常のアンプ使用と同じ様に、Kemper内でも歪みエフェクトを前段に置きます。
・・・が、コレがまた結構難しかったです。
以前「Kemper Drive」の記事で色々書きましたが、やっぱり細かい設定が難しいです(涙)。
具体的に言いますと、やっぱりローが膨らみガチなんですよねぇ・・・
基本的にはKemper Driveを使いましたが、アンプによってはTSのモデリングである「Green Drive」も使いました。
特にクランチ系で使っている「Dr.Z」アンプを使っている時はKemper DriveではDefinitionを色々イジっても中々上手くいかずで・・・Green Driveにしたらすんなり上手くいった、という事がありました。まぁイジり足りないだけかも知れませんが。
この辺りはもう少し詰めたり、好きな外部コンパクト歪みエフェクターなんかも併用した方が良いかも知れませんね。
(外部エフェクトをKemperで使う場合も色々問題があるらしいので、やはり修羅の道になりそうですが・汗)
・・・以上です。
そんな感じでサックリと備忘録的に書くつもりが結局の3000文字オーバーです本当にありがとうございました。
そんなこんなで今回はいつも以上に気合い入れておりますライブです。
配信でも問題ありませんので、是非見てやって下さいますと幸いです( ;∀;)