大河ドラマ「新選組!」 今年は20周年記念イヤー | 以蔵のblog

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大河ドラマ「新選組!」放送以来から現在まで新選組…幕末にはまってます。さらに最近は宇宙に夢中…

2004年に放送された大河ドラマ「新選組!」。あれから20年が経ち、ちょうど今年2024年は20周年記念イヤーなんですよね!!気がつくのが遅く今年も後半になってしまいましたが…

新選組! 2004年のNHK大河ドラマ第43作(Wikipedia)


このドラマをきっかけに新選組にどハマりし、その残像を求めて各地各所を訪れるまでに発展したことは、当Blogの過去記事を読んだいただければ、よく分かると思います(笑)

新選組および幕末関連の書籍や雑誌の読み漁り、史跡巡り、ドラマと史実の照合など、この20年間でやることはほぼやり遂げた感があり、新選組史に関する新たな史料の発見や新選組題材のドラマや映画などを待ち続けている…待機状態ってところでしょうか?

新選組題材のドラマや映画については、かなり史実からかけ離れた作品が多いと感じているので、かなりガチ!?な、現在の最新説に基づいた作品にしてほしいというのが、個人的な希望です。ただ、おそらく面白味のないただのマニアックな作品になると思われますが…ただのドキュメンタリー番組でいいじゃんって話も…(苦笑)

20年間新選組ファンと言いますか…オタクの域に達していますが、新選組史における出来事は今なお謎めいている部分が多いです。

新選組という名を日本中に轟かせたとされる、あの池田屋事件(池田屋騒動とも)でさえ、解明されていないことが多いぐらいですから、その他の定説とされる出来事は謎だらけと言ったところでしょうか。まぁ、歴史の事実は当事者のみぞ知るというのが、個人的な考え方ですから、解明されるはずないのが当たり前なんですが、複数資料の点と点を線で繋ぎ、何通りかの仮説を立てるのは、謎解きみたいな感覚で楽しいですね。

数ある出来事の中でも、新選組副長(総長とも?)であった山南敬助の存在やその死、新選組局長とも副長とも伝えられている新見錦の存在やその死は、同時代史料の存在や伝聞なんかも少ないですし、謎多き謎解きという感じで脳内シュミレーションするのは楽しいですし、その一方で何が何でも事実を知りたいという欲望に駆られますね。往生際が悪いですが(苦笑)

ちなみに山南敬助は今では「やまなみけいすけ」という読みが主流で、やまなみさんの姓で愛される隊士ですが、様々な史料から読み取れる本当の読み方は「さんなんけいすけ」なんです。いつから「やまなみ」になったのか今すぐ分からないのですが、「さんなん」が正解であるようです。新見錦も「にいみにしき」の読みが主流ですが、こちらも「しんみにしき」という読みが正解であるようです。さらに新見錦という隊士は本当に謎の人物で、その死の時期から田中伊織という隊士が新見なのではないかという説、最期の場面が史実と酷似しており且つ水戸浪士で芹沢鴨の同志だったとされる新家粂太郎なる人物が新見ではないかという説もあり、ひじょうに難解な人物です。

このように読み方一つ取っても謎めいている新選組史、他の歴史も同じなんですが、これからも新選組を追い続けていきます。

新選組(Wikipedia)


20年が経過するところで、そろそろ大河ドラマで再び新選組モノ、期待しています!!