新選組の実像に迫ってみる | 以蔵のblog

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大河ドラマ「新選組!」放送以来から現在まで新選組…幕末にはまってます。さらに最近は宇宙に夢中…

疲れすぎて何だか眠れず…逆に目が冴えてしまった(^_^;)
年末に氷室京介SPECIALGIGが決定。早速e-plusにて予約…6月のドーム、7月のCOMPLEXのドームともに撃沈しているので、今度はすんなり当選してほしいところwやはりすんなりは難しいかな…!?
っということで本題へ…血風録に続いて、新選組!を最近再び(何度?)見ていることによって、新選組熱が再び(何度?)急上昇中。今後、新選組ネタがたぶん増えると思います(^_^)
いきなりだけど「新選旅団」という名をご存知だろうか。明治10年の西南戦争の時、明治政府が鎮圧のために全国の士族より志願者を募集し、編成した軍隊(軍団)の名である。志願した士族は、薩長に敗れ逆賊の汚名を着せられた者が多く、「維新の仇」だと参戦したといい、元新選組の隊士(誰かは知らないが)も所属していたという。また、明治政府の敵である西郷軍の桐野利秋(中村半次郎)が新撰旅団の名を聞いて「また、あの新選組がやって来るのか!?」と驚いたという。幕末当時、いかに新選組という集団が恐れられていたのかが伝わってくる面白いエピソードだ。
というわけで、維新後は逆賊の汚名を着せられた先鋒であり、幕末当時は倒幕派がかなり恐れた新選組の実像に迫る!!
新選組と言えば、浅葱色の羽織を着て、「誠」の文字の隊旗をかかげて、京都の町を警護しているイメージが強いが、その実像は実はほとんど伝わっていない。あくまでイメージを強調するというか明確にするための虚像の比率の方が高いと言えそうだ。しかし、すべてが虚像というわけでもなく、浅葱色の羽織を着ていたのは事実であり、隊旗があったのも事実である。ただ、浅葱色の羽織を来ていたのは、結成当初から僅かな期間であり、最後の目撃情報は池田屋事件の時だそうだ。しかも、着用してたのは平隊士が主で、局長や副長はほとんど着用しなかったらしい。なので同時代人には浅葱色の集団というイメージはほとんどなく、むしろ新選組と言えば黒ずくめの集団というイメージが強かったようだ。実は新選組はほとんどの期間黒色の隊服を着用していたようだ。黒ずくめの集団を想像すると、やはり恐ろしさが増す(^_^;)。また、警護している姿はほとんど伝わってないようで、どんな感じで町を警護していたのかは実はまったくわからないのだそうだ。
実像を知ろうとすればするほど、既存のイメージとはかけ離れていくけど、どれが実像でどれが虚像なのかを追究するのが歴史の面白さとも言える。実像に迫っても確かな答えが出るわけではないけど、面白いのでまた迫ってみますw