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毎日危険なほどの暑さのフィレンツェですが、世界の皆様いかがお過ごしでしょうか。

暦の上ではまだ7月がやっと終わるところですが、私としては今年の夏は早くも終了した感覚なんですよね・・この猛暑にやられてるというのもあるんですが、(夏というのは暑さx日数だとすると、暑さが最高潮なため日数が短くても夏終了な感じ)何とも波乱な1ヶ月だったからなんです。

7月頭の2週間は私のキモ入り、ティーンエイジャー向けの日本語夏期講習があり、満員御礼で充実感と達成感に包まれたのも束の間、7月22日からのシチリア旅行に向けて色々と準備を始めていました。

ところが連れ合いがまさかの発熱。

出発から5日前のことです。えーん



楽しみにしていた友達宅のゲーム大会にも私だけで参加し、養生していたのですが、それどころじゃないことが起きました。



なんと私たちの出発日前日の朝、義母が亡くなったのです。ショボーン





実は連れ合いの発熱はどうも義実家から拾ってきたらしく、このところあまり義母の調子が良くないからと見舞いに行っていた彼もまんまとやられ、熱と喉の痛みが発症しました。義母は元々完全看護で生活していた人なので死因は特定できないでしょうが、最後の発熱を伴う何か(コロナ??)が一撃になったのはほぼ間違いないと思います。

月曜日に出発予定だったのが、日曜の早朝に訃報を受けそこからすぐに駆けつけ葬儀の手配だの何だのとあたふたして数日が過ぎました。

といっても、日本の仏教式の葬儀やそれに伴うあれこれに比べるとイタリアのそれは非常にシンプルで、火葬にも立ち会わないし(後で遺灰が返ってくるだけ)あっけなく終わりました。日本では49日までは家に骨壷を置いたり、その間に友人知人が訪ねてきたり、その後も法事が色々あったりで段階的にお別れをしていくシステムなのに比べてこちらでは遺体を安置するのが2日程度あってそのあとは簡単なミサ(簡単すぎるくらい!)があって遺体のみ火葬場に行き、あとは遺灰の壺が返ってくるだけ。いっちゃあナンですがそれが本物の故人なのかというのも分からないわけで・・真顔

あとは壺を家に置いておいてもいいし、お墓に入れてもいいし。お好きにどうぞという感じなんですよね。

友達の親戚なんかは、旦那さんの遺灰を家のベッドの、彼がいつも寝ていた場所の横のサイドテーブルに置いているとか。なんかそれもどうかと思いますが。

イタリアの人たちは死に対して私たち日本人が想像するよりももっとずっと暗く忌まわしいイメージを持っているようです。ある意味ちょっとそれは残念というか勿体無いなあと思うんですが、文化風俗の違いというのはそんなもんですかね。


はあ・・・あと1ヶ月夏が残っていると思うと何だか得したような長過ぎて嫌になるような変な気持ちですが、休暇を再編できればどこかへ行くかもしれません。いや絶対に行きたいぞ!

暑いなか、皆様もどうぞご自愛ください。