昨日、久々にお気に入りの日本人の美容師さんのところにカットに行ってきた。彼女は去年の11月にお嬢さんを出産した後日本に帰ったりしていたので、産休中もうかれこれ10ヶ月くらいはお会いしていなかった。

 

イタリアで(日本でも)気に入る美容室を探し当てるのは至難の技である。彼女とはもう10年くらい前に、ある美容室でたまたまお世話になったことからの縁で、そこを辞められた後今では個人的にお願いしている。数ヶ月に一回しか会わなくても私の中では大切な人なのである。

 

久しぶりだったので今までのこととか色々とお話してくれたんだけど、出産と産後の様子にもうびっくり!!幸いなことにお嬢さんは始めから全く問題なく、すくすくと成長しているのだが彼女は産後に出血が止まらないというトラブルがあって緊急手術、入院・・という大変な状況だったそうだ。

 

下半身麻酔だから意識はあるのに、そこで周りの先生たちが”これは危ない”ガーン ”はやく輸血を増やして!”というような会話が聞こえてきて、体は寒さで震えが止まらなかったときには

 

マジ、死ぬかもしれない。

 

と思ったそうだ。

 

しかし、先生たちの急遽の判断、オペにより危機を乗り切り、今は普通に生活できてこうしてお仕事ができるまでになっている。

本当に良かったー。えーん

 

でも、考えたんだけど、もしも彼女が自宅での自然出産、とかを選んでいたら、本当に死んでたかもしれない。異国の地で、子供を産み落として自分は死ぬ、なんてこれほど悲しいことがあろうか。出産て本当に命がけなんだなー。ナケテクル。

彼女が無事で本当に良かった。

 

そう、それでつくづく思うんだけどフィレンツェの医療は素晴らしいです。今回も最終判断の緊急オペが行われたのは病院のチームが優秀だったからこそ。ここで暮らす身としてはちょっと安心できる材料なのである。