先日のブログで、イタリアカルチョの話をしたがその中にも登場するミランの虎の子、ドンナルンマ選手が、ミランとの契約を延長しないという声明を発表した。

 

この事件はイタリアのスポーツメディアはまるでテロ事件にでもあったかのような大々的な悲報扱いである。

 

なぜか・・それは彼が若干18歳で、ミランのvivaio ( これは普通、いけす、とか植物を育てる場所の意味なんだけど、スポーツ選手の養成施設という意味でも使う)で育った生粋のミランっ子でありまた本人も”僕はミランというチームを愛している”的なことを言っていたし、そしてミラン側も今までの10倍(だったかな)くらいの破格のオファーをして、だから皆んな彼のミラン残留へのサインを今か、今かと待っていたその挙句の宣言であったからだ。

 

声明を発表するのは彼の代理人であり、彼はこの事件の最中に一貫して表に出て来ない。だからこの意図が本当は誰のものなのかは分からないが、少なくとも彼がどうしてもミラン残留を望んだのなら最終的にはそうなっていたはずなのだから、結局のところ”この裏切り者めが”という視線で見られるのである。

 

もし彼がミランに残っていたら、将来のTotti になれたかもしれないのに・・ファンは、”Totti引退の時のスタジアムの感動や涙は絶対にお金で買えるものじゃないんだ”と言って、本当にがっかりしている。それほどミランに執着しているわけではない私でさえ、今回のことは残念だなあと思うので、コアなファンなら許せないだろう。

 

これでますます、サッカーの世界は所詮カネ、という定説を証明したことになる。まあ、彼の移籍理由はお金だけではないと声明では言っていたけど(ミランは今はかつての名門の勢いはないからね)、じゃあなんなんだよ、というところが興味深々だ。

 

果たして、彼はいくらでどこのチームに行くのか・・

 

まだまだこの大事件の結末は先延ばしである。