私が今教えている学習者の中で一人、
週に1回、30分のスカイプレッスンの人がいます。
彼はもう何年も前に、いわゆる文法項目の
学習は終えたのですが、その後学習するという
意味ではかなりのブランクがあった人です。

幸いなことに日本に行く機会があったり友達が
いたりして、”チャンク(つながりとしての言語)”
として覚えていることが多く一見してしゃべれ
そうなんですが、ちょっと追求すると実用レベル
では初級に近いことが分かります。

そんな彼が、数ヶ月前からもう一度きちんとした
レッスンをしたいと言ってきました。

私としては、今これ以上授業時間を増やしたくない
状況でしたので、Skypeレッスンを提案してみました。
これなら、時間の制約をあまりうけずできるし
ドタキャンされても(よくする人なんです)
あまりこちらにダメージがないからです。

初回から10回めまでは、彼の体調およびスケジュール
の調整で飛び飛びとなることが多かったのですが
最近では、コンファームなしでもきっちりと
レッスンができるようになり、
一回に30分とはいえ、とても有意義になってきました。

そこで気がついたのですが、
私たち教師の仕事の重要な課題として
相手のプライベートな状況(仕事の量、性格、体力など)
をつかみ、それにあった勉強法を提案する
という
こともあると思うんです。

もちろん会ったばかりの学習者では難しいですが、
例えグループレッスンでも1ヶ月もすれば大体
一人ひとりがどんなことが得意なのか、どの程度の
自習なら家でできるのか、ということが掴めてきます。

そういったときに、その人に効率の良い勉強法の
アドバイスや教材の提案ができ、また極端な例では今回の
Skypeレッスンのような策を取り入れるのもよいと
思いました。

日本語教師は、他のどの教師とも共通しますがやはり
人間を相手にする仕事ですから、
我々は一人ひとり理解の方法が違うということをアタマに
入れておかなければなりませんね。