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今日は冬至雪の結晶ですね。皆さんお元気でお過ごしですか。

イタリアでは12月も半を過ぎると次々に友達と「クリスマス前のご挨拶」クリスマスツリー的な食事会をします。日本式にいうと忘年会ですね。ただ忘年会につきものの”たくさん飲む”という感じはなくて、本当に普段の食事の延長ではあるけれどもとにかく友人知人とは年末までに会っておこう、というような風潮があります。

そしてクリスマスは大抵が家族と過ごしますが、大人の年齢になってくると親が他界していたり家族親戚が集まらなくなって、友達家族に混ざったりすることもあるようです。私は今年は珍しくこの時期にイタリアにいるので連れ合いの親戚のクリスマスランチに行きますが、こぢんまりとした集まりであまり特別感もないです。自分自身クリスマスというものに全く思い入れがないなのでこのくらいでちょうどいいのかもしれません。ニコニコ

クリスマスに思い入れがなくても、クリスマスマーケットとか飾りつけとかはやっぱりキラキラしていて素敵ですよね。フィレンツェから南に行ったアレッツォという街はクリスマスの街として知られていることもありとっても綺麗です。
先日そこに行ってきましたので今日はその写真を。









教会の中にツリーが飾ってあるのってかなり珍しいです。フィレンツェでも教会の近くには置かれていますが、中の、しかも祭壇近くにあるっていうのは珍しい。びっくり

そして、私たちを招待してくれた友達夫婦のお宅がまたお店並みに素敵なのです!







ここの奥様がなんとも飾りつけが上手で、今回はクリスマスのテーマですけど普段だとまた違う雰囲気で、まるでどこのお店?っていう感じのすごい家なんです。私は基本的に家ではあまりモノがない空間で過ごしたいタイプなので、飾りつけが多いとソワソワしてしまうのですがここは別。ほんっとうに可愛くて、伺うたびに見惚れてしまいます。

ちなみにご本人もとってもチャーミングです。

12月は日本にいるのが好きですが、イタリアのこういう雰囲気もまたそれで楽しいですね。

笑い泣き

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色々な意味で、「ようやく」

一つは、去年の夏から申請をしていた滞在許可証の切り替えがやっと今日、12月1日をもって終了し晴れて10年有効の許可証を手にしたこと。

ただ、呼び出しされていた住所(地元警察)に行ったら張り紙があって「引っ越しました」と新しい住所が書いてあった。門の前にすでに何人か人が並んでいたんだけど、いや、みんな👀目開いてんの?4ヶ国語で引っ越したと張り紙してあってあるんだが?私が「これ見て、11月17日から場所はここじゃなくなったと書いてありますよ?」と言うと、そこにいた数名が「そうなの?」っワサワサし出した。目の前にでっかく張り紙があっても目に入らないってことあるのね。驚き

私は去年からフィレンツェとは市の管轄が違うところに引っ越したので今回引き取りに呼ばれたのは郊外の小さな警察署であった。これは結構ラッキーで、待ち時間がほぼなかった。フィレンツェだと半日潰れるところが、上に書いたミスリードがあっても1時間弱で終わった。ウインク車で送ってくれた連れ合いが警察官に「私たちフィレンツェから来てるんですよ、情報が古いなら前もって教えてくれてもいいんじゃないですかね。ムキー」と突っ込むも、案の定色々と理由があってそれはできなかったと。まあ、結局あまり待たずに受け取れたのでよしとしよう。

もう一つの、「ようやく」

それはイタリア語と日本語の違いのこと。ここに25年住んで、その間言語に関わる仕事をし続けている私。イタリア語と日本語の表現の違いとかも分かっている、つもりだった。

それが実は深いところで分かっていなかったことが判明する事件が勃発し、イタリア人の今までの発言で「あまりにストレートすぎて失礼」と感じていたことはただ単に「イタリア語では日本語のように丁寧な表現をすること=相手へのリスペクトであり愛情 という図式が成り立たないからだ」とハラオチした。

日本語では、相手に何か指摘したりする時にその言葉遣いにとても気を遣う。実際に文法レベルでその違いを表す表現がたくさんあるし(だから学習者が困るわけだけど)それだけ言葉遣いというものが重視されている証拠だ。

イタリア語(フィレンツェの人たちの表現方法)は、そもそもそのパターンがとても少なく、どちらかというとストレートに言う方が正直で好ましく、相手を気遣っているということなのだそうだ。

これ、言葉にしたら「そうかもね」くらいなんだけど今回連れ合いとあることで口論になり、突き詰めて話し合ったら目から鱗だった・・・
いやほんとに、その後も信じられずにChat gptに聞いたくらい。笑ううさぎ


いろーんなところで、「この人なんか感じ悪いな、ぶっきらぼうだな」ショボーンと思うことはあった。でもそれはその場限りのエピソードとして終わらせていた。「私だったらもっとこういうふうに、丁寧に言うのに・・・」とも思っていた。

でもぜーぜん違ったってこと。

そもそも、相手には「丁寧な言葉遣い」なんか響かないんだと言うこと。

この衝撃をまさか在伊25年で受けるとは思わなかったが、なんか気づけてよかった。笑

これを知った今、”どちらがいいのか”と考えるのはナンセンス。うちの連れ合いはもちろん120%確信をもって自分の”ストレートな”言い方が好ましいと思っているし、私は120%”丁寧な言い方が好ましい”と思っている。

だけど、相手からのメッセージを勝手に脳内変換して丁寧さや愛情レベルを計ることは大きな間違いだったと気がついたことが一番大きい。もしかしてはっきりさせなければ関係性さえ危うくなりかねない問題だったから。

話し合うのは大切。でも話し合いをしようと言う気持ちになるためにはまずは気づきが大切。
色々と勉強になりました。




パスタ

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今朝トラムに乗ったら、カードタッチ決済のチケットの買い方に手間取っているお婆さんと、それを助けているおばさん(?)が私の前でオタオタしていました。
私はヒョイとカードタッチをして席に着いたのですが、結局おばあさんは何かの理由でこのシステムが使えないことが判明したらしく長い間「どういう訳で」使えないのか、「これが使えないと・・・・・・・(会話についていかなかったので良く知らんが)という理由で困るんだ」とか、まあそのようなことを長々と知らないおばさん相手に話し込んでいた訳です。真顔

イタリア人が公共の乗り物で全くの他人と長く会話をしているシーンによく遭遇するんですが、そのたびに私はその才能につくづく感心してしまうのですびっくり。これだけ(だけじゃないが)は何年ここに住もうとも絶対に習得できないワザな気がしています。

私のイタリア人の学生が日本で、日本語話したさに東京の地下鉄で英語の教科書を広げている学生に「英会話を手伝いましょうか」的なことを日本語で喋りかけたら怪訝な顔をされた、日本では他人と会話できない・・・ショボーンと嘆いていましたが、そうなんですよ、日本の東京でこれしたらかなり不審者ですよね?不審と言わずとも普通ではあまりしないと言えるでしょう。

ただ、日本でも大阪では知らない他人と話すことも不思議ではないとか。
この事実を知って、私は日本人と話したい生徒には大阪行きを勧めております。チュー

で、話はトラムに戻ります。電車

例の二人の会話、しばらくはトラムの切符について云々カンヌンしていたのですが、ふと耳を傾けたときにはなぜか、Tortelliniの話パスタになってた!

どこをどうやったら切符がうまく買えない談から食べ物の話になるのか・・・笑い泣き

そしてさらに3人目が会話に参加し、「今日は朝ごはん食べてないんだからそんな美味しそうな話したらお腹がなっちゃうよー」的な。

恐るべし彼らのコミュニケーション能力には脱帽です。
大阪出身の方はこのレベル、挑戦できそうですか?(笑)





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トスカーナ州からエミリアロマーニャ州へ向かう道のりにVicchioという田舎町がある。有名なものといえばGiotto(絵画の巨匠)、Tortelli (ジャガイモのパテを詰めたパスタ)だろうか。車窓からの眺めも、農業地帯のエミリアロマーニャへ向かう間にどんどんとそれらしく、広い畑が広がってくる。イタリアの田舎はどこもそうだけれども、美しく整えられた風景が続く。
田舎といっても放置された感はまるでないところが寂しさを誘わない理由だろうか、といつも思う。

仲良くしている友達家族の旦那さんがここの出身ということもあって、街祭り的な行事があるとたまにそこへ行くことがあるのだが、先週末は栗祭りだった。

ここからほど近いMarradiというところは全国的に栗で知られている。私も留学したてのころMarradiに行ったことがあるが、可愛らしい街だった。



それはそうと、この友人、自分が生まれ育った田舎の家のすぐ近くに廃墟を購入して自分でリフォームして住みたいという夢があってもう数年前から行政とやり合っている。というのも、この友人が買いたい廃墟はまさに観光資源であるGiottoの家の目の前で、景観規制が厳しいトスカーナの中でも特に”現状維持”を徹底しているらしい。

なので、廃墟をリフォームとはいえ外観を変えることはそれが1センチの高さの違いであっても許されないらしく、管轄の役所に提出するプロジェクトを何回も書き直さされ、もう99%OKかというところで今度は別の役所から”ここに駐車場を作るのはダメ”とか言われているそうだ。ショボーン

駐車場といっても、今現在は荒れ果てた竹林の一部であるところを整備して自分の車を止めたいというだけの話で、見渡せばその同じ道にはたくさんの路駐車がある。”景観が損なわれるから”という理由で許可を下さないならこの路駐車はなんなんだ・・ムキーと、理不尽極まりない押し問答をここ2年くらいやっている。



ちなみに彼はプロのmuratore (家づくり全般をする人)なので、廃墟を安く買って自分で直すといっても実質プロがやるのと同じなのである。

私と連れ合いからすれば「なんでわざわざこんな田舎で便も悪いところに、崩れそうな廃墟を買いたいか・・・しかも面倒な役所交渉まで・・」と全く理解不能なのだが、彼はそこを終の住処として喧騒から逃れて過ごしたいのだとか。

時間はかかるだろうが、彼の夢が実現することを本当に心から願っている。


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カバー写真は昨日訪れたArezzoの美術館にあったアテネさんです。
強そう。
・・・・・

またまたお久しぶりです。
あっという間に10月も後半ですね。いつも思うんですが、毎月10日くらいまでは前の月の気分を引きずりながら「月が変わったなー」と思い、はおーっ!、と気がついたら月半で、やっとその月の気分になったかと思ったらあっアセアセという間に終わってしまう。アセアセ

例年だともう日本へ向けて出発する時期なんですが今年は恒例のイタリア留学フェアにでないんですよ。ええ。
残念と思ってくださった(かもしれない)方ががもしいらしたら、すみませぬ。実は11月から12月にかけて抜き差しならぬ用がありまして。

というのは滞在許可証の更新。

以前にもブログに書いたと思うのですが私が持っている長期滞在者用の滞在許可証は10年ごとにカード自体の有効期限が切れるのです。これを放っておいても何のお咎めもないしイタリアに無条件に(働いたり学生だという理由を問われないということね)滞在できる資格は有するものの、カード自体の有効期限が切れるとヨーロッパ旅行の時にいろいろと面倒で、結局私も期限が切れて3年経ってやっと思い腰を上げたのでした。

腰を上げたのが2024年7月。

そして第一回目呼び出しが2025年11月(の予定が早くなって9月だったが)

そして待望の引き渡しが2025年12月1日となりました。

申請から受け取りまで1年半も経ってるんですが。ここでちょっと気になるのはこのカードの有効期限です。以前のカードには”無期限”と書いてあったため(その後法律が変わって期限ができた)私も期限切れのをしばらく持っていたのですが、今度のは期限が刻印される予定。

それは果たして、いつから起算されるのか。国の都合で新しいカードの引き渡しが2025年12月なのだからそこからにして欲しいものですが、私が更新を怠っていた分も計算に入っていたらやだなー。真顔

そしてあと1ヶ月半ほどでようやくこの問題にカタがつきます。次回この問題に直面するのは約10年後。

ところでそんなこんなで今年の秋はイタリアにいるのです。ということはクリスマスシーズンにここにいることになります。いつもは体よくコレを避けられているのが今年はそうはいかず。
半分楽しみなような、半分めんどくさいような気持ちです。

イタリアは毎年10月のハロウィンを過ぎるとクリスマスムード全開になってきます。その頃から夏時間も終わり、寒くなりますしね。
久しぶりのこの季節楽しみたいと思います。





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コロナ以降(なんだかんだもう5年ですねえ・・・)イタリアに留学したり旅行で来る日本の方がとても少なくなっていて寂しい限りだったのですが、今年はなんと二人も1年以上の長期留学の方をお迎えすることができました。びっくり

その他にも数名のお申し込みがありましたが以前のように”2週間”とかではなく割とゆっくりと滞在される方が出てきたという印象です。嬉しいことです。ラブ

で、1年以上となるとやっぱり日本でのビザの申請とこちらでの滞在許可証の申請というめんどくさいことがあるわけです。学生ビザ申請は年々厳しくなっていて基本的にイタリア語を勉強したことがないと言ってしまうと却下されるんですよ・・・汗その他にも噂では、職歴にコックさんという項目があるとイタリアで働くんだろうと勝手に勘ぐられて落とされる、とか。そんな独断と偏見に満ちた世界なですが、就職面接と同じである程度個人の裁量に権限がゆだれられているようなので(そういう印象を受ける)必ずしも皆んなに同じ条件ではないと思われます。

話がそれましたが。

最近学生ビザでいらした方が滞在許可証の申請に行った時の話です。

申請は基本的に郵便局からのKIT送付で行います。まずはKITをもらってきて、そこにある書類に記入し必要な書類のコピーを入れて発送するというものなんですが、この方がフィレンツェの中央郵便局に行ったら「ここでは受け付けられない」と言われたと。ガーン

1回目チャレンジではそこで彼女は引き下がり、他の郵便局に行ってみたがそこでも「ここではない」と言われたそうです。

そんなわけないんだけどな、と思いつつ、「では次回にダメと言われたら、どこで受け付けられるのか聞いてみてください」とアドバイスしました。

すると、駅の隣の郵便局だと言われたそうで、そこへ行ったら申請できたとのことです。

私はなんか納得できないながらも、最近の事情はそうなったのかな、くらいに思っていたのですが、他の学生(アメリカ人)がイタリア人の友達を連れて一緒に中央郵便局に行った時に同じ対応をされて、怒ったイタリア人が散々ゴネたらそこでできたらしいです。びっくり

なんだかね・・・・

どうやら、システム的に受け付けないというのではなく、中央郵便局ではそのめんどくさい作業をやる気がないだけ、のようです。(だからゴネたらできる?)


幸いにも、受付可能と言われた郵便局でも中央郵便局でも学校からそう距離がある場所ではないのでゴネるのが難しい場合はそこへ行ってもそれほど面倒なことにはならないのですが、このシステムよ、ね。相変わらずサバイバルな国、イタリア。魂が抜ける


私はといえば、実は2024年6月に重い腰を上げて自分の滞在許可証のデータ更新をしようと思い立ち(永住権のようなものを持っているのですが、任意でカードを10年ごとに書き換えないとEU通過の場合にめんどくさい)申請して、呼び出しが今年の9月。いやこれも11月だったところお情けで2ヶ月早まったという・・・

そもそもこの更新を決意したのは日本からの帰りにドイツの乗り換えでチクチク言われたからなんですが、今年は更新中の立場でまた同じ乗り換えをしたら、大丈夫でした。
「このカード自体の有効期限は切れているけどこれは永住権だから・・・」云々という説明をしたら色々とpcで調べていたようですが結局通してくれました。特に問題になるようなこともなかったので、私のようにただの書き換えで更新中の皆さんもEU乗り換え大丈夫でっせ!だってそうしないとITAかANAのミラノという直行便の選択肢しかないのでね。

外国人である以上合法的に滞在するとなると色々面倒ですな。
今週の金曜日は8時に招集されているので半日覚悟で行って参ります!

今回の呼び出しは写真と指紋の提出であって(ていうか指紋て一度取ったら変わらないのにどうしてまた提出するのか・・・チーン)本券引渡しはまだ先です。あーあ、長い。






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お久しぶりです。

最後の投稿から2ヶ月弱空いてしまい、その間に夏が大変な急足で過ぎ去っていきました。ダッシュ

今年の夏はイベント、心に残ること、大きな旅行などなどが盛りだくさんでした。7月中旬から2週間はタイ旅行、その後3週間日本に滞在し、ウン10年ぶりにあの湿度の高さ&猛暑を体験してきました。晴れ 思い起こせばイタリアに来てから夏に日本に帰ったのは約20年前の1回だけ。ずっとこの時期を避けていたのですが、やればできる。なせばなる、何事も。

災害級の暑さ、とか連日言われてましたけど、基本的に観光客ではないので暑い時間帯には外に出ないようにすればやり過ごせます。まあ、大阪に行った時は大阪城をチラ見するところまでは頑張って歩きましたけれども。(目の前まで言って、ハイ見た!と言って引き返した・・・)

連れ合いはタイの2週間で味わったあの湿度を伴う暑さが”人生初”の体験だったらしく辟易しておりました。汗日本の夏はムリよ、と言っておいたのでバンコクから私は成田へ、彼はフィレンツェへ帰る便にし、出発がほぼ同時刻だったのでターミナルでバイバイ。
面白い経験でした。

毎年のことですが8月も終わりになると少しずつエンジンがかかってきて、新しい学期に向けて動き出します。私はこのワクワク感が大好き。気温も朝晩はグッと涼しくなり、暑くて溶け切った気持ちもだんだんと引き締まってきます。

でも、休暇明けの会社員にとっては本当に嫌な時期なのだそうです。連れ合いは会社員生活が長かったので退職した今でもこの時期の絶望感が思い起こされるらしく(笑)昨日も「町に、仕事に戻りたくないエネルギーが満ちている笑い泣き」って言ってました・・・

幸い私は仕事に関してそういう経験をしたことはなく。

勤め人時代であっても、休暇が終わって仕事に戻るのが結構好きでしたね。それって恵まれているんだなーとつくづく感じました。

今年の秋にはちょっとした新しいプロジェクトが始動します。
日本語教師として、もう一歩先へ行くために。









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インコグニートのコンサートに行ってきました。マイク




実はフィレンツェでは10年以上前に一回行ってるんですが、今回はフィエーゾレにある屋外劇場でした。

イタリアでは”遺跡”とも言えるような古代の野外劇場を普通に使ってオペラとかコンサートとかをします。有名なのはヴェローナの野外オペラですよね。イタリアに来たばかりの頃は”屋外でオペラ”というのがとても珍しくて一人でも行きました。(ツアー会社主催のバスに乗って、宿泊なしで朝の4時に帰ってくるという・・・若いからこそできる体験ですてへぺろ

私は舞台というものは全て好きで、以前は結構頻繁にコンサートなどに行っていたのですがなんだかここ数年足が遠ざかっており、今回のインコグニートは本当に久しぶりでした。ラブ

生演奏というのはその場一回限りのことだしそこに自分も参加しているんだという特別感とかで本当に感動しますが、正直なところ純粋に音楽を楽しむという意味ではレコーディングには敵わないことが多いです。(オペラは別)

残念なことに今回は劇場の音響のせいなのかマイクの調子なのか分かりませんがそういった意味では最悪でしたショボーン。マイクがキンキン響きすぎて、本当に耳が痛いし(2日くらい耳鳴りしていた・・)楽器と声のバランスが全然取れてないし・・・・大好きな名曲もいくつか演奏してくれたんですが、「え、こんな曲だったかな」と思うくらい違ったものになっていました。

でも、それでもやっぱりよかったです。生演奏。

前回には無かったこととして、日本語の大漁Tシャツを着たリーダーがやたら喋っていた。(笑)そして彼の音楽と平和に関する意見とかそういうことをひたすら説いていた。それがとても感動的でした。今年でチーム結成46年だそうで。頭が下がります。

インコグニートって、ずっと”変な名前だなー”と思っていたのですが、ふっと気になって調べたらやっぱりイタリア語の”Incognito" と同じ語源で、匿名の、とかいう意味なんですよね。つまり、バンドのリーダーと曲のテイストとか信念を保ちつつも、特定のメンバーに頼るのではなくメンバーが入れ替わり立ち替わりして、46年も続いてきたようです。今までのアーティストの数は総勢1500人を超えるとか。
すごい!なんかシルクドソレイユとかそういう劇団の音楽版、って感じですかね。びっくり

で、最後にアンコールも終えてバイバーイっていう時に、なんとボブマーレイの曲を流しておりました。いや、自分のステージで他のアーティストを流す音楽家っている??ちょっと面白かった。爆  笑


これを機にもっとコンサートにも行きたいです!
ガーン

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毎年のことながら6月中旬となると一気に暑くなります。みんな夏といえば8月というイメージがあるかもしれないけど、ここ数年一番の暑さは今くらいから7月までのように思うんです。8月になるとキツい日差しが和らぎ、雨も降り出してなんとなく過ごしやすい日も出てくるのでむしろ観光なら穴場。だって最近の観光客は8月はフィレンツェに来ないんですよ。地元の人もバカンスでいないし、街中が空いていていいですよ〜。

晴れ

そんなことはさておき、最近健康のため朝のヲーキング走る人を始めました。大のお気に入りのポッドキャストを聴きながらまだ清々しいと言える朝の空気の中で近所の公園を3、4周するんですが、これが全く苦ではなく、いやむしろ楽しみですらあるという。

何事も頑張らずに習慣にしてしまうことが長続きのコツですが、習慣にできそうかどうかってはじめの数日で分かるモンですよね。私はこれを始めたその日に、「これはイケる!」という感覚があり、いやーもっと早く始めればよかったと思っております。

なんで今これを思い立ったかというと、なんかびっくりするくらい太ったからです。ガーン

ワタクシ、25年前にホームステイするのに日本から体重計をスーツケースに入れて持ってきたくらい万年ダイエッターだったのですがこのところオンラインの仕事が定着しすぎて気がつくと家から一歩も出ない日が数日続いたりしていました。そんな生活をしていれば食べる量が変わらなくてもそりゃあ太りますし、なんといっても体に悪い。

そんなわけである日の体重計の数字にびっくりして始めたわけです。

この調子なら極端な食事制限をしなくても緩やかに増えた分くらいは元に戻るだろう、と期待しております・・・・頑張れ、私。


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大阪に留学していた男性のイタリア人生徒が1か月の授業を終了しました。彼は旅行で日本、特に大阪のカルチャーが気に入ってその後に精力的に日本語を勉強し今回1か月の短期留学を決め、決断までもテンポよく進み非常に効率的に良い体験ができたように思います。

本人も毎日のように私に写真やメッセージで状況を報告してくれて、楽しんでいる様子がわかりました。帰国したらJLPTに向けて勉強を頑張ると言っていたし、私も安心して帰りを待つことにしていました。

が。

留学先の学校の校長先生から、フィードバックのメールがあり、なんと彼がクラスメートと問題を起こしたということでした。それはどんな問題かというと、なんとセクハラ案件。笑い泣き

なんでも女性の学生にボディータッチが多く、また「アジア人女性はイタリア人男性が好きでしょ?」みたいな発言がセクハラと取られたらしいです。

いやーーーー微妙。キョロキョロ

日本語学校の生徒が対象なので日本人ではなく、おそらくこの学校に多いのは台湾の人だと思うのですが・・・(そういえば全く違うシチュエーションで台湾人学生がこのテの問題を訴えたことがあったな)台湾て、こういうことにとても敏感なんでしょうか?
日本人だったらどう思うかと考えても、”私だったら”としか思い浮かばないのですが、私だったら”ヘ”とも思わないですね。爆  笑いやそれどころか、「そうだね、たいていのイタリア人はモテるけどお前はどうかな?」とか言い返してやるかもしれません。ははは。


ボディータッチが多いということですがどんな場面でどんなボディータッチかってことなんですよね・・・私は男女問わず一緒に仕事したり友達だったりとつきあいのあるイタリア人が多くいますが、挨拶のチークキス以外でボディータッチって・・・なかなかないです。

それを考えると、隣で机を並べている学生同士で例えば悪気なく手に触る、とか、肩をポンポンするとか、そういうことは考えられるんですが、実際に何があったかは書いてありませんでした。まさかそれ以上にディープなことはさすがにないとは思うんですがねえ・・・ガーン

そしてあの発言。
彼のことをそんなによく知っているわけではないですが、面接したり課外活動に参加したりした時の印象だと、なんだか真顔で冗談を言う人だなあと思っていました。本人は冗談のつもりでもこっちにはそう聞こえない、という感じです。

イタリア人のステレオタイプで”プレイボーイ”と言うのは世界的に言われていることなのでそれをネタにしたんだと思うんですが(真相は知りませんが)セクハラとは・・

ほんっとに文化の違いってあるなと思った次第です。

そして、”被害”にあった学生が校長にそれを訴え出たわけですが、その時に彼には忠告しないでほしいと言ったそうなんです。なぜなら仕返しが怖いから。

え、それじゃあ何も解決しないじゃないか、と思ってしまうのですが。
しかも”仕返し”って・・・いくらなんでもそこまで悪い学生には見えないんですがねえ。

で結局学校としては、この学生と授業中にペアを組む必要がある場合には男性と組ませるという解決策で対処したらしいです。ま、短期だったのでそれもいい方法かもしれませんね。

ただもし彼が短期の学生ではなくこれからもずっとクラスメートであり続けると仮定した場合、こういう事例って異文化コミュニケーションの良い題材になると思うんですよね。うまく活用すれば双方にとってとてもいい授業ができるのではないかな、と。

彼には機会があれば遠回しにでもこういうことは日本では避けた方が良いと伝えておこうと思った次第です。