以前から岸田総理が秋に解散しないと、岸田総理の思いは別として、岸田総理のもとでの解散はないと言い続けてきた。現に岸田総理は最近まで解散総選挙に踏み切りたかったが出来なかった…。

もう岸田総理での解散総選挙はよっぽどの事がない限り無理だろう。

ただ、岸田総理としては可能な限り自民総裁再選の道を模索するだろう。その一つの手段が国民民主党の連立入り。これが実現すれば支持率の上昇も可能だろう。ターニングポイントは来年度予算の採決時期だ。ここで国民民主党が再び予算案に賛成票を投じれば連立入りの可能性は出てくる。

もし、これが叶わなかったら、岸田総理はほぼ退陣だろう。そして岸田総理がこだわるのが総理在職期間。あと、3ケ月ぐらいで鈴木善行元総理を抜き宏池会では歴代二番目の長さになる。予算成立と引き換えに退陣もありえる。

そして、その場合、ポスト岸田の最有力が茂木幹事長になる。ただ、茂木氏は日本新党出身の外様になる。これまで幹事長が他党経験者というのは許されてきた自民党だが、総理・総裁を他党出身の外様を許すほど自民党は寛容な政党になったのか。総理にはなれなかったが、総裁になった河野洋平元総裁も自民を離党して新自由クラブを結党したが総裁にはなれたので、茂木幹事長の総理への道も許されるのかもしれない。