岸田内閣の支持率の下落が止まらない。

政治がどのように動いてきたのかを改めて考察する為に作家・大下英治氏の徳間文庫シリーズを読み返している。

現代政治史は自民党・経政会(竹下派)の分裂から始まっている。歴史にifはないが、ボタンのかけ違いがなければ、現代政治史は大きく変化していただろうと思う。

ちょうど、政権に返り咲いた後の橋本龍太郎氏の自民党総裁選に出馬と河野洋平総裁の出馬辞退に関して読んでいるが、あの時に河野洋平総裁を加藤紘一氏が推していたら河野洋平総理は誕生しただろうし、加藤紘一氏も総理になっていただろう。

今後の政界はどうなるのか?

安倍元総理という大黒柱を失った自民党。左派色を強め55年体制の社会党を彷彿とさせ迷走中の立憲民主党。長期の自公連立に不協和が出始めた公明党。党勢拡大を続け野党第一党を狙う日本維新の会。

歴史とは皮肉なもので宏池会に属した事のある総裁は総裁選出馬辞退に追い込まれる歴史がある。

来年の自民党総裁に岸田総裁は出馬するのか?

囲碁や将棋のように打方次第で大きく変わる政界。歴史を振り返った時にあの時が転機だったと思うだろうし、ボタンのかけ違いに気づく場合もある。

歴史は繰り返されるのか?それとも、新たな歴史のページが開かれるのか。