年末にNHK Eテレで放送された「問われる宗教とカルト」を観る。

宗教学やカルトに詳しく専門学者が、「カルトとは何か?」を議論する。

カルトとは何か?

宗教とカルトは似て非なるもの。
宗教は一歩間違えばカルトになりやすい。

一般的にカルトはマイノリティの集団で熱狂的な崇拝行為を実践している団体。それにプラスして、そこに関わっていると違法行為に巻き込まれ、反社会的行為の加害者になる。

絶対に超えてはいけない壁が大きく三つある。

①恐怖
恐怖によって人を縛りつけること。

②搾取
持たざる者からその人の生活が破綻するまで搾取する。

③拘束
本当の宗教は出入りは自由。宗教とは扉に鍵はかかってないので、内側から鍵をかけ、離れるのを阻止するのは宗教に値しない。

この三つのどれか一つでもやっていたら、どんなに歴史的な看板があったとしても、私達はそれと距離を保つべきだと、指摘されていた。

宗教とカルトの違いはここなのだ。

そして、カルトは正体を隠して我々にアプローチしてくる。

カルトは学生達にどうアプローチしていくのか。初期の70年代、80年代は統一教会などが路上で「手相を勉強してる者ですが」と声をかけ、勧誘していくのが主流だったが、コロナ禍以降はSNSを巧みに駆使してカルトの指導者が紛れ込み勧誘していく。

カルトにしっかりと、我々が向き合わないと、
第二のオウム事件や、第二の統一教会問題が繰り返されていく。