タレントで統一教会の元信者・飯星景子氏がTBSの番組で実体験を語った。

 

彼女の場合はスタイリストさんに悩みを打ち明けてるうちに信者になった。

 

最初は別の名前の団体から仕事をもらい、そして自分の本音を話せる場所を得て深まっている。彼女曰く、それは統一教会の常とう手段でありマニュアルであると。団体の幹部の家に呼ばれ話しをして、信頼する人が一人だったのが、二人、三人と増え、それがグループになり、それが気がついた時には統一教会だったと。

 

彼女はお風呂に例え、毎日、毎日、一滴ずつ赤い染料を落としていくと、最初は一滴入れても色は変わらず、1か月後は少しピンクに変わるが、毎日入ってるとピンクが普通だと思う、それがいつの間にか真っ赤に変わる。でも、その時はその真っ赤なお風呂が当たり前だと思ってる。

 

彼女は知らない間に統一教会の教義が刷り込まれていた。

 

また、彼女曰く

神様みたいなものがあると、よそから与えられた物差しではかれて、世の中の1から10まで全部決まるので、簡単であり、その楽さが心地よくなり気持ちよかったと。

 

不安を煽るのが彼らの常とう手段と。

 

父親の説得で脱会へ向けてカウンセリングを受けた彼女に最後の最後まで残ったのがプライドだと。私って皆んなに迷惑かけて、こんなにバカだったんだと認めるのが辛かったと。

「認められないで、かえってこれない人はいっぱいいると思います。統一教会だけじゃなくカルトは。」と彼女は語った。

 

統一教会に限らず、考える事を諦めさせ不安を煽る宗教は日本に多い。

 

この問題を統一教会の問題だけに終わらせず、しっかりと我々は現実問題として受け止めるべき。