今朝の朝刊各紙の一面を読むと一気に政局の秋を迎えたと感じる。

 

「衆院解散 総裁選後の公算」(産経新聞)

「首相 9月解散 難しく」(読売新聞) 

 

と大きな見出しで報じている。

 

共同通信の最新の世論調査では菅内閣の内閣支持率は31%と前回7月より4.1ポイントも下落している。

 

不支持率は50.6%と過半数を超えた。

 

あるお店でお客さん達が菅総理や自民党の事を批判し始めているので、この世論調査の結果は肌感と乖離はなく、正しいと感じる。

 

自民党としては、選挙の顔である総理を変えたいというのが選挙を迎える国会議員や候補者の本音だろう。

 

ただ、これには菅総理自身が退陣する意志を示さないと動きはでない。

 

自民党総裁選挙は菅総理が出馬すれば菅総理の再選だろう。ただ、選挙で大幅に議席が減る可能性はある。

 

私は以前から、次の衆院選はハングパーラメントになる可能性があると指摘しつづけている。

 

ハングパーラメントとはどこの政党も過半数を超えず、今の自公政権だけでも過半数を維持できない状況ということ。

 

ただ、立憲民主党・共産党を中心とした野党共闘派が政権交代をする事もないと思う。

 

次の国会では自公が少数与党でいくか、連立の組み換えを行うかしかない。

 

そして、次々回の衆院選挙は来年の夏になる可能性もある。

 

今朝の新聞や最近の報道等をみていると、自民党内では「菅おろし」をしたいのだと思う。

 

ただ、大々的にやるとそれをやると選挙前の内ゲバにみえて、総選挙に影響するので、菅総理に自発的に退いてもらいたい人々がいるのだろう。

 

既にチキンレースは始まっている。

 

ただ、菅総理が退陣しない場合、選挙の日程は当初言われていた10月10日 or 17日から伸びるとするならば、投開票日は11月28日になるだろう。