自民党の新総裁に菅義偉・官房長官が選出された。国会での首班指名を受けて総理大臣となる。

 

自民党総裁選が開かれたわけだが、実際に総理大臣を一般党員の方々が選べる選挙になるので、擬似首相公選制となる。

 

もったいないのは、しっかりと党員投票を行えばもっと政治に関心を持ってもらえるものになったのであろうが、派閥の論理で決まってしまった。一方、野党第一党も旧党の党員なので党員投票をやればよかったのに、これも野党の派閥の論理で決まってしまった。自民も合流新党も旧態依然の政治体制から中々、抜け出せないのではないか。

 

新しい自民党の役員人事や閣僚候補の名前を見ていても、やはり派閥の論理を感じる。合流新党なんか、新党とは名ばかりの吸収合併の代表・幹事長が全く一緒というのも驚くばかりだし、何をもって新党なのか?新党の概念が覆る新党なのかもしれない。

 

また、合流新党の議員からは菅総理の生い立ちを追及するという発言もあったが、とても恐ろしい思想が彼らの奥底に眠っている事に驚かされるし、怖すぎる。彼らは帰化した国会議員もその生い立ちを説明しなければならないとでも言うのだろうか?彼らが政権をとったら、過ごしにくい世の中になるだろう。

 

菅新総裁は既得権をぶっ壊すと発言したが、しがらみだらけで、既得権との関係で蜜を吸う今の自民党に本当の改革が出来るのだろうか。

 

まずは、お手並み拝見。