安倍総理の辞任表明を受けて、ポスト安倍を決める自民党総裁選がスタート前から火蓋を切られている。


岸田文雄氏、石破茂氏に続き本命指される菅義偉氏も出馬表明をした。また、各派閥も態度を明確にし、また数名の辞退者もあらわれた。


政権与党の代表選は総理を選ぶ選挙になるので所属議員の動きは活発になる。


私も政権与党時代に三度ほど代表選のサポートをしたが、水面下ではメディアに映らない様々な動きがある。


特に若手は血気盛んになる。代表選で所属グループの親分が決めた候補者を応援したくないと若手同志の中で反対の声が沸き起こり、会議していたホテルの前にマスコミが押しかけているのをホテル側の配慮で厨房を通り、スタッフ専用の出口から出て、その足で閣僚の所に出馬を促す直談判に行った。


また別の代表選では若手数名で候補予定者を担いで出馬の準備をしていて決まると思っていたら親分が別の候補を決めて涙をのんだり。


親分が出た時は推薦人になり、地方遊説の随行をした事もあり地元の党員投票の取りまとめをしてるのに、同志は自らの選挙区の票の取りこぼしを平気でしたり、選対から出される指令がまるで大本営発表のように戦果はあげてないないのに楽観的だったり。


総理大臣を直接決める選挙は与党の代表選しかないないので色々な意味で盛り上がる。


残念ながら、これは与党しか味わえないない特権だ。


今のメディアの報道も公職選挙法にも縛られないので衆院選より盛り上がってるのではないか。 


そのような意味では、首相公選制を導入したらこの国の選挙もアメリカ大統領選のように盛り上がる。