解散風が吹き始めている。

 

永田町からもそういった情報をもらう。

 

総理や官邸サイドは否定しているが、解散風に踊らされる与野党議員やマスコミを見て面白がっているのではないか。

 

特に、先日の安倍総理、麻生財務相、甘利税制調査会長、菅官房長官の会食以降、解散風を煽る人々が出てきた。

 

最新の共同通信の世論調査では、安倍内閣に対する支持率が36.7%。不支持率49.7%となっている。

 

自民支持率が以前高いから、これまでのように早めに解散を売って総選挙すれば安倍自民党が逃げ切れるのではないかとの予想での解散風のようだ。

 

ただ、ここで留意しないといけないのは安倍総理の解散はこれまでも相手の意表をつく突然の解散だった事。

このように解散風が吹いて相手の意表をつかない戦術はこれまでの経緯から言って取りづらい。

また、解散をする為には内閣改造をすると思うが、目玉人事がない上に、これまでのように解散即支持率爆上げというのは考えにくい状況で解散が打てるのだろうか。

 

おまけに、多くの予想で今、解散総選挙に踏み込めば自公で過半数を維持は出来るかもしれないが、自民党が50~60減らすとも予想されており、解散をして選挙をしてもよほどの事がない限り総理辞任になってしまう。安倍総理が辞任して新しい総理のもとではこれはわからない。

 

いずれにせよ、政界は一寸先は闇だが、今のやり方の戦術や戦略は安倍総理Tの得にはまったくならない。野党や自民党非主流派の希望的観測の意味合いは強い。