昨日、河井克行・元法務大臣と河井案里参議院議員夫妻が公職選挙法違反（買収）で逮捕された。
車上運動員であるウグイスの報酬を上限を超えて支払った事はルールを破ってるのでアウトだと思うし、約100人の議員に総額2000万円以上支払いながら政治資金収支報告書に記載していなかった事については罰を受けないといけないと思うが、これが買収というとなんとなく釈然としない。
マスコミの報道等で受け取った側の主張が載ってるが、受けっとった方も受けっとった方で問題であるし、記載してない時点で同罪ではないかと思う。政治を知ってる人間で、それを知らなかったという言い訳が通じるとは思わない。
一方で検察はこれまで幾度となく疑惑が浮上している政界の贈収賄事件には動かない。カジノの問題では多くの議員の疑惑があったり、受けっとった事実があるのに秋元議員しか逮捕されなかった。過去をさかのぼると甘利議員を巡る事件もうやむやになり逮捕を免れた。
今後、政治家の逮捕案件はほとんどが公職選挙法違反になるのではないか。
個人的には河井夫妻は裁判になれば、買収容疑に関しては無罪になる可能性は大いにあると思う。
ただ、車上運動員への上限越えの支払いは陣営関係者が有罪になっているので、今後の裁判でも同じような結論になるのではないかと考えると河井案里議員の失職は免れない。
潔く議員から身を引くのが良いと考える。
検察やマスコミがこのような案件をあたかも汚職のように報道し続ければ政治不信は高まる。一方で、本当の巨悪は裁かれない。
なんとなく、社会の不条理を感じる。