昨日のれいわ新選組の山本太郎代表の出馬表明で東京都知事選の主な候補者は出そろった感がある。
噂されていたホリエモンこと実業家の堀江貴文氏は私の当初の見立て通り出馬しないだろう(出版戦略としては大成功)。
小池百合子東京都知事の再選はほぼ確実だと思うが、二番手、三番手、四番手争いが注目される。
参考にしなければいけないのが、昨年の参院選の全国比例票の東京分だろう。
自民党
1878316(32.59%)
立憲民主党
1020185(17.7%)
国民民主党
134555(4.74%)
公明党
665106(11.54%)
日本維新の会
479908(8.33%)
共産党
651338(11.3%)
社民党
59749(1.8%)
れいわ新選組
458151(7.95%)
これらの数字は約1年前の数字なので、現在は若干の変化がでている。
小池知事が自民票を全部飲み込むとは思わない。一部は維新推薦の小野氏に流れるだろう。
無党派層は小池知事に多くは流れるが、知名度が高い山本氏に流れるだろう。
いわゆる野党共闘をする票は宇都宮氏に流れるだろう。
色々な計算方式が成り立つ。
従来の選挙であるならば、二位は宇都宮氏でなければならない。そして、三位、四位を小野氏、山本氏で争う選挙になると思うが、
コロナで色々と変わってきている。投票率を含めてコロナでどれくらい低下するか見えない部分もある。投票率が低ければ、組織票のある宇都宮氏が有利だと思うが、様々な分析では宇都宮氏の四番手というのもありえる。
これから、政界が動くためには宇都宮氏が四番手というのが一番良い結末なのかと思う。個人的にはマスコミが四番手扱いしている小野氏が大健闘するのではないかとも感じる。
いずれにせよ、今回の東京都知事選で政党色を出す、日本維新の会とれいわ新選組は弱者の兵法としては正しい戦略だと思う。