新型コロナウィルスの感染拡大の中で、今夏に開催される東京オリンピックの行方がどのようになるのか注目されている。

 

G7首脳の電話会談で安倍総理は各国首脳に対して「完全な形で実現する」と発言したとされ、各国の支持を得たと言われているが、現時点での話であり、今後の展開が予想されない中で予定通り実施されると額面通りに受け取る事は出来ない。

 

そのような中、私が個人的にオリンピックよりも関心を示している6月開催のEURO2020はUEFA(欧州サッカー連盟)が同大会の1年延期を早々と決定した。

 

各国のスポーツ等もシーズンの延期を決めている中で、遅かれ早かれ東京オリンピックも中止か延期を決定するのではないかと私はみている。

 

日中戦争で開催を返上した1940年の東京オリンピックのように、夢幻の如くになる可能性も少なからずある。

 

麻生大臣が「呪われたオリンピック」と発言し物議を醸しているが、当初から東京オリンピックは不幸を背負い続けていたのかもしれない。

 

 

猪瀬東京都知事辞任 

2013年12月24日(19日に辞意表明)徳州会からの選挙資金提供を巡る公職選挙法違反

 

設計変更

2015年7月17日 ザハハディド案での建設計画を白紙撤回

 

公式エンブレム盗作疑惑

2015年9月1日使用中止

 

竹田恒和JOC会長辞任

2019年3月19日辞任表明 オリンピック誘致を巡る汚職疑惑

 

マラソン変更

2019年11月1日 IOCはマラソン開催地を東京から札幌へと変更

 

これ以外にも、巨額に膨れ上がる開催費用の問題もある。

 

 

会計検査院の報告によると、現時点で大会準備費用は2兆8100億円に膨れ上がり、最終的な総額はさらに増すと言われている。当初は8290億円(2013年選出時)と言われていたものが、2017年12月の大会組織委員会の発表では1兆3500億円の予算となり、2018年1月には2兆1600億円になり、現時点では約3兆円と言われている。

 

開催費用の8割は国民からの税金と言われており、この大会が中止になるようだったら、経済波及効果等を含めても大赤字にしかならいので、どのような形になるか分からないが、大損害になる事だけは避ける方法を考えてもらいたい。

 

そのような意味では、中止だけはなんとか避けてもらいたい。

 

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3933068.html