中国を中心に世界各地で猛威をふるい始めた新型コロナウィルスによる新型肺炎。

 

我が国でも感染者が出始め、これから患者数は増えていくのだと警戒しなければならない。

 

そのような中、国の対応が遅いと感じる。

 

政府は新型コロナウィルスによる肺炎について法律に基づいて強制的な入院の措置をとることができる「指定感染症」にすることを28日の閣議決定したが、その施行日を来月7日からにした。昨日、武漢から政府が調達したチャーター便で帰国した人々の中で二名が検査を拒否して自宅に帰ったという問題があったが、なぜ政府はこの緊急事態で施行日を7日するという呑気な事をやっているのか。

 

感染力が強く、日が経てば経てば感染者が増えていくという緊急事態に平時のような平和ボケの対応をしていると感じる。

 

また、国会も平和ボケなのか予算委員会で野党は桜を見る会の問題を中心に議論を展開しているが、国民が今何を知りたくて、何を展開してもらいたいのか分からないのは国会の致命的な問題としかいいようがない。

 

また、各党が新型肺炎に対する実効性のない対策本部を立ち上げているが、このような危機ともいえる状況下では与野党が一つになり対応する事があるのではないか。

 

そのような意味では、新型拝見に対する問題に関しては与党である自民党が野党に呼びかけて迅速で的確な情報が議員に入るような仕組みを構築する必要性があるのでは。

 

今の国会は、映画「シン・ゴジラ」で描かれたゴジラを前に法律や行政の慣習等に縛られ何もできずに街が破壊されていく様子を見る政治家、官僚たちと何も変わらない。

 

日本人の平和ボケにも呆れるかぎりだ。