昨日から国会で予算委員会の質疑が始まった。
予算委員会は国会の華だと言われるが、どうもその質疑に物足りなさを感じる国民は多いのではないだろうか。
与党議員は政府に対して太鼓持ちしかできないので仕方ないが、挑む立場の野党が本当に政権を獲る覚悟があるのか疑いたくなる。
ある調査によれば、昨日の野党の予算委員会質疑の内訳は
コロナウィルス:1分30秒
委員会運営クレーム:2分
杉田水脈の野次疑惑:6分
任命責任:8分
河井案里:28分
IR:52分
桜を見る会:1時間47分
との事。
常に各種世論調査では国民の大半が経済や生活に関するテーマに関心を示しているのに、野党の国会質疑はスキャンダルに終始する。
確かに、桜を見る問題を当初から追及している共産党のように疑惑を見つけた政治家はそれをやる資格があると感じるが、
ワイドショー番組や週刊誌をなぞった程度の質問しかできない一部野党の国会審議に何の意味があるのか?
消費税増税の影響が出てきている中で、老舗百貨店まで倒産する事態になっているのに、消費税を含む経済の問題については皆無で、どうして野党の支持率が上がるのか?
今日の前原誠司議員の質疑はスキャンダル追及ではなく、政策論争だったと思う。
安倍政権を倒せ、安倍政権を倒せと野党は躍起になるが、ビジョンや政策を示さず、マスコミの後追いスキャンダル追及が一番の安倍政権延命への加担だというのを野党は認識すべき。
政治の劣化が止まらない。