昨日、NHKの最新の世論調査が発表された。

 

内閣支持率は2ポイント下がって、45%へ。不支持率は2ポイント上がって、37%へ。

 

閣僚の不祥事や桜を見る会の問題等で安倍政権の信頼は低下している。ただ、国会を早期に閉じたり総理が委員会で追及される場面を作らない等(問題を起こした元閣僚を長期国会欠席させる)で、極力露出を抑えている作戦が成功しているのかNHK世論調査では世間の関心とは別に大きなダメージを与えているわけではない。

 

世論調査は社によって傾向が出やすく、また比較的選挙に行きやすい層の声をNHK世論調査は反映しているので、各報道機関よりも実際の投票に足を運ぶ有権者の声に近い。

 

そのような中、各党の政党支持率も発表されるが社民党を除くすべての政党が支持を下落させるという状況になった。世論調査の傾向としては珍しく、大抵は政府・与党に不祥事等が起きれば相反する野党の支持率は伸びる。また、その逆もあるというのが、傾向だ。

 

今の政治をみていると、「一強多弱」という状況になり、野党もスキャンダル合戦に全力を注ぐようなところがあるが、国民は政治を冷めた目でみている。

 

単なる野党の失墜だけならともかく、維新の会やれいわ新選組、NHKから国民を守る党等の新興勢力も軒並み支持率が下落している。

 

政治不信がここまで高まると、我が国の様々な面でよくない事になる。

 

政治は、政党は、政治家は、政治不信を止め、国民に信頼され、託される政治・政策の実現を果たすべきだ。