中曽根康弘元総理がお亡くなりになられたとの報道。

 

私が初めて総理大臣という国のトップがいるのを認識した最初の総理は鈴木善幸総理だったが、幼い時の総理大臣といえば真っ先に顔が浮かぶのが中曽根総理でした。

 

当時はどのような総理だったのかは知りませんでしたが、国鉄の分割・民営化を実現したのは中曽根総理の功績であります。国鉄とJRを比べて格段に良くなったと実感する国民は多いのではないでしょうか。同じ民営化でも小泉総理が実行した郵政民営化は逆にサービスの低下を感じる方が多いのかもしれません。

 

総理として数々の功績を残された長期政権でしたが、歴代最長の安倍政権といえば、何も功績が残せていないような気もします。同じ長期政権でも功績があると後々の評価も違ってきます。

 

そんな中曽根元総理が総理退任後も意欲を示していたのが、憲法改正。未だに憲法改正は実現しておらないどころか、国民投票も実施されていない状況が続きます。

 

冷戦下での憲法のあり方と、現代社会の憲法のあり方は違うので、改憲項目等が異なるのは仕方がないものの、中曽根総理の時代の改憲を引きずっているような今の安倍総理下での改憲4項目が果たして民意を反映しているのか?

 

現代日本人の悪い癖で、何の為にそれを実現しようとしているのか本末転倒になっている改憲派も多いような気がしてなりません。時代とともに政治家が小粒になってきている気がします。