今年1月~7月の出生数が前年同期比マイナス5.9%となり、19年は90万人を下回る事が確実視される。

 

100万人を下回ったのが、僅か3年前なので驚異的なスピードで生まれてくる子供の数が減っている。

 

国立社会保障・人口問題研究所の推計では19年の出生数は92万1千人で、90万人割れは21年の予定だったので、どれほど深刻な事態かが伺いしれる。

 

2015年には前年を4千人上回る100万8千人で増加に転じたが、ここにきての驚異的なスピードでの減少は国の子育て政策等を変えるほか方法はない。今月から幼児教育の無償化がスタートし、来年からは私立高校の無償化もスタートするが、やはり一番費用がかかると言われる大学の無償化等に舵を切らないと「子育てにお金がかかる」不安を若い世代から解消する事は困難なのだと思う。

 

同時に移民政策を真剣に議論すべき段階にきている。ラグビーワールドカップの日本代表の活躍を見てもそうだが、半数以上が外国籍や帰化をしている選手だ。移民政策を不安ばかりを煽るのではなく、良い面もしっかりみて、議論して舵をきるべきだと考える。

 

今のままでは、一番損をするのは我々の子どもの世代だ。