衆院解散総選挙が年内に実施される可能性が高まってきている(それでも半々)。

 

先に実施された埼玉知事選で与党が推す青島候補を抑えて、野党が推す大野候補が勝利した。野党は野党共闘の結果だと勢いを強調している。

 

その埼玉では参院議員だった大野候補が埼玉知事選に転出した事で10月に参院補欠選挙が開催されるが、そこに知事である上田氏が野党候補として転出するという噂がある。

 

知事としての知名度があるので、仮に事実だとすれば野党が制する可能性が充分に高い。

 

次の埼玉での参院補欠選挙は増税後初の国政選挙となるだけあって、結果がその後の衆院選や総理の解散戦略に大いに影響を与える可能性がある。

 

2017年の解散総選挙。その直前に、流れはしたが愛媛3区、青森4区、新潟5区で衆院補欠選挙の開催が決まっていた。単独での開催だったら、結果は分からなかったが、日程が確定した直後に小池東京知事による希望の党の結党等があり、突如解散総選挙が実施された。

 

そして、解散戦略に影響を与えるのが政界の不祥事。2017年は「このハゲ~」と暴言を吐いた豊田真由子議員や今井絵理子議員の手つなぎ不倫疑惑等の政界スキャンダルが次々と出た。2019年は上野宏史厚労政務官の口利き問題や某政務官のこれまた保育関連の補助金口利き問題等が出てきている。

 

補選、政界スキャンダル、解散総選挙は一つの関連性もある。

 

政界は一寸先が闇だが、年内は十分に警戒していなけばならない。