データは何を語るのか?
ビックデータで世の中の人々の考えや動きが分かるので、企業を含めてデータ活用は今や主流。
昨日、立憲民主党と国民民主両党の首脳が会談して、衆参両院での統一会派結成を合意した。
そのニュースを受けて、ネット上でも話題がでてくる。
そのネット上での人々の投稿をリアルタイム検索で拾い上げていくと、両党に対するネガティブな意見がポジティブな意見が多い。
それを更に分析すると、立憲民主党よりも国民民主党に対するネガティブの意見の方が多い。
リアルタイム検索では「立憲民主党」というキーワードに対して44%がネガティブな感情を持ち、3%がポジティブな感情を持つ。
「国民民主党」というキーワードに対しては、51%がネガティブな感情を持ち、3%がポジティブな感情を示している。
両党はもともとは同じ民進党だったが、先の衆院選で立憲、国民、そして参院の民進に分裂した。
どちらかといえば、政策やイデオロギー的に分かれた部分もある。
そのような意味では国民民主党に対するネガティブの意見が多いのは、国民民主党の保守的な支持層の離反が始まっているのかもしれない。
更なる政党支持率の下落が予想される。
国民民主党から離れた支持はどこに行くのか?
先の衆院選で国民民主党所属の国会議員の大半は希望の党で出馬した。衆院選で示された民意は保守中道路線に近い民意であり、その多くは小池百合子代表の改革の声に賛同したものだったと思う。
ただ、立憲民主党と国民民主党の統一会派の路線は希望の党の路線とは違う。
あのまま民進党で衆院選は戦えなかった。だから、民進党は希望の党と合流して、結果的に左寄りの勢力は立憲民主党を立ち上げた。
今の政治の選挙という民意を無視する行為が政治不信を招くとともに、そこに賛同できない意見がデータとしてあらわれているのだと考える。
政治はいかにあるべきか?