今日から参院選挙がスタートする。

 

年初から「自民惨敗」や「自民大敗」を指摘する週刊誌等も多いが、そのような結果にはならないだろう。確かに、2013年に自民が大勝した関係で議席数は減らすが、今のままなら自民党の改選議席は50台後半から60越えではないだろうか。立憲民主は比例区を中心に伸ばすとは思うが、野党全体では勢いをそがれるのではないだろうか?

 

ある情勢調査によると一人区で自民党の27勝5敗というデータもある。私は常々、「野党には今回の参院選は2016年の結果に毛が生えた程度」と言ってきたが、自民党は2013年の結果に迫る勢いだ。

 

衆院の大島議長が野党の国会運営をみてテレビで「野党の皆さんに戦略と戦術が少し足りなかった」と述べたが、国会運営も選挙でも戦略・戦術が足りなかったのかもしれないし、参院選の事前運動をみても本気で勝とうとしてるのか?、衆院選で政権獲得を目指しているのか?と本気度を疑問視する人も多いと思う。

 

それが、政党支持率や選挙結果や議席数に結びついてるのだと思う。

 

そして、自民は特定の既得権を持つ人の声を聞いてるので強いのだと思うが、野党は無党派といわれる最大の層の人々の声に耳を傾けないから、その弱さが輪をかけて大きくなる。

 

時代錯誤な主張を述べ、55年体制を彷彿とさせる旧態依然とした支持層にしか耳を傾けない政党は消えはしないだろうが、政権は獲れない。

 

タガタメの政治を野党はやろうとしてるのか?

 

強い野党が現れないと、この国は緊張感のないままに沈んでいく。

 

いずれにしろ、参院選後は憲法改正を軸として政界は動いていく。

 

その中で、無くなる政党も出てくるし、人が増える政党も出てくる。そして、政界の枠組みも変わっていく。

 

消化試合とも言われる今参院選を、有権者である国民はただ見つめ、次のシーズンが来るのを期待して待つのみ。