ベトナムのハノイでトランプ米大統領と金正恩委員長の二度目の首脳会談が開かれる。


アメリカ・ファーストを掲げるトランプ米大統領の戦略は実に強かと感じる。対話と圧力で見事な果実を得ようとしている。


また、金正恩委員長も同様に強かだ。


アメリカにとってはアメリカに届くミサイル開発を諦めさせると同時に、経済開放された後の北朝鮮の市場を狙っている。統一朝鮮の経済発展は我々が予想以上のものがあり、アメリカにとっては日本の安全保障よりも優先順位は高いと言われている。


飴と鞭をどう使いこなすかは、外交戦略にとってとても大事だ。日本は対北朝鮮に関しては、拉致問題、核・ミサイル問題があるにも関わらず独自では何も出来ず、アメリカに頼ってばかりだ。


私は対話と圧力は大事だと考え、参議院議員時代に二つの異なる議連に入っていた。拉致議連と朝鮮半島問題研究会。前者は経済制裁重視の圧力志向で後者は対話がなければ拉致問題も解決出来ないとの考え。拉致議連では私が朝鮮半島問題研究会に属してる事を問題視する議員もいたが、拉致問題は圧力一辺倒で未だ解決していないのも事実であり、その他の問題にしてもアメリカと北朝鮮の接近で状況は変化している。


アメリカのトランプ大統領のように、強硬な姿勢と柔軟な思考が必要なのではないか。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190226-35133296-cnn-int