先日、お亡くなりになられた堺屋太一氏は生前のインタビューでこのように語られていた。


「一番の問題は、野党がいないことです。野党がいない政治には、そもそも論争が生まれない。総裁選など、コップのなかの嵐に過ぎません。これは日本にとって非常に不幸なことです。野党や反自民勢力を意識する必要がないから、政治家が大きなビジョンを描くことがなくなりました。」


組織でも、国家でも、緊張感のない状態は緩み弱体化に拍車をかける。


自民党のライバルになれるしっかりとした強い野党が必要だ。


自民党に対抗していたにもかかわらず自民党入りする政治家、権力維持の為には何でも飲み込む自民党や、少しの差異を認めようとせず排除しようとする野党。


国、地方かかわらず、このような行為が国、地方を弱体化している。


強い野党が生まれ政治に緊張感をもたらせないといけない。