自分の政治的立ち位置を伝える時に「第三の道」と答える事がある。

 

この概念は日本には根付いてないので理解されない方は多いのだが、イギリスの社会学者アンソニー・ギデンズ氏が提唱され、イギリスの労働党のトニー・ブレア氏が取り入れた考えだ。

 

資本主義と社会主義の両方の利点を組み合わせ、従来の思想・政策に対する新しい考えである。

 

日本の野党が目指すべき道は「第三の道」であると私は常々考える。残念ながら、日本のイデオロギー対立は政策的な対立というようよりも、歴史観や安全保障政策に対する違いが主な対立のようにも感じる。また、今の日本の野党はその他の政策にしろあまりにも古い社会主義的な政策に固辞しようとしているところがある。

 

それでは政権は取れない。

 

自民党と違い国家像や仕組みを示して、野党が政権を獲ればどのように日本が変わり、人々の暮らしが変わるかというのを示さなければ政権は獲れない。

 

非自民勢力のなんでも反対ではない野党はしっかりと道筋を示していくべきだし、「第三の道」の政治を標榜すべきだ。