自民党総裁選。私は党員でもないし、結果も決まっているので関心はないが、一部の方が言われるような石破茂氏の自民党離党はあるのか。

 

個人的にその選択肢はあるとは感じる。ただ、93年に小沢一郎氏ら自民党の多数の議員が離党したような事態にはならないと思う。

 

現在、約20人とされる石破派の議員はいづれ石破氏が離党を決断したとしても大半は同調しないだろう。離党する前にはアクションとして、内閣不信任案に同調したり、重要法案の採決で反対したりと何かしらのイベントがやってくる。

 

そこでつまずいた有名なイベントが「加藤の乱」。加藤紘一氏が内閣不信任案に同調するように見えて、当時は期待もされた。しかし、造反を恐れる議員達に諫めされ結局は本人も採決には加わらなかった。結局、「総理に一番近い男」と言われた加藤氏の末路は哀れなものだった。

 

また、2011年の菅内閣不信任案の小沢氏らの採決直前での方針転換もその後の勢いの陰りをうんだ。

 

政治というものは方針を決めたら障害がでようとも突き進むしかない。安易な妥協は曖昧さを残し、勢いをそぐ。

 

最終的には単身でも石破氏が飛び出す覚悟があり、政治を動かしたいという覚悟があるかないかだろう。

 

 

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