日本のスポーツ界に次々と暴力やパワハラという問題が浮上している。

 

これらの問題を報道で見て、憤慨している人もいうと思うが、大半の方が「やはりな!」という感覚を自らの実体験を含めて感じているのではなかろうか。

 

これはスポーツに限らず、教育や社会でも似たような事が起きている。

 

どうしても、日本は以前から現代に至るまであらゆる分野で「力」による支配で相手を導くという傾向がある。体罰のような暴力もあれば、精神的に追い込む口撃もあれば、ペナルティー制という事もある。

 

中には、このような「力」による支配を「仕方のない事」だと必要悪として肯定する人もいるだろう。

 

自分に当てはめてみても、子どもの教育に関しては、やや精神論やペナルティーを敷いているところもある。

 

そして、この一連のパワハラ等の問題を単なるスポーツ界の問題として矮小化してはいけない。

 

この問題は単にスポーツ界で起こっている事ではなく、戦前・戦中・戦後と続く根性論的な精神論教育が生み出した時代錯誤な指導であり、支配でしかない。

 

モグラ叩きをやっても何も解決しないし、この問題の根本である日本の教育をしっかりと変えるしか方法はないのではなかろうか。

 

「精神論」や「根性論」から日本は抜け出さないといけない。