政治に緊張感がないとこんなにも政治が横暴になるのかと感じる。国会も会期末を迎える今日で終わると言われている。そのような中で、自民党は消費税増税と時に約束した国会議員定数の大幅削減を未だに実行しないどころか、それとは真逆の参院定数を6議席も増やす事を決定した。しかも、西日本の豪雨災害で復旧が急がれる最中にだ。ここまで、政治が堕落して横暴になる事が許されるはずがない。

 

一方の野党は内閣不信任案に対して立憲の枝野代表自ら趣旨説明で3時間の長演説を計画していると言われている。こんな事をして何が意味があるのか?と感じる国民も多いはずだ。

 

多くの国民が望んでる政治とはこんなものではないはずだ。何よりも急がないといけない事は議員数を増やしたり、長時間の演説で時間稼ぎをする事でもない。

 

今の政治はやはり変えないといけない。その為には野党がましな政党にならないといけない。

 

「1強多弱」と言われるが、議席の数が「1強多弱」を作り出しているのではなく、「55年体制」のような古い議会政治を繰り替える今の国会の姿、特に野党自身が多弱の状態を作り出しているだけだ。

 

政党の支持率をみて、自民の支持率に対して野党の支持率の低さを嘆く人もいるが、2007や2009年を見ても自民党支持率は今とあまり変わらない。ようするに、野党が旧態依然とした政治姿勢を変えれば、いつでも2007年の「逆転の夏」や2009年の「政権交代」は起こす事ができる。

 

じゃあ、今と当時と何が大きく違うのか?好感度が違う。

 

今の野党のやり方で好感度が上がると思っているのなら、野党の致命傷だ。自らの支持層にだけもてはやされる政治を選ぶのではなく、自民支持層からも無党派層からも一定の好感度を抱かれるような政治を目指さなければならない。

 

政治は動く。今のような横暴な政治は止めなければならない。