イギリスのBBCで放送された「Japan's Secret Shame(日本の隠された恥)」を視聴しました。
この番組はレイプ被害を実名告白した伊藤詩織さんを追ったドキュメンタリーです。
ネットを見ていても、この番組には肯定、否定の投稿やコメントが目立ちます。
否定的な意見の中には、そもそもがレイプではないのではないかとい視点やレイプ加害者とされるジャーナリストの山口敬之氏こそ被害者だという視点、また不起訴になった事案だという視点で物事を語られているような気がします。
確かに、不起訴になった事案ですがそのように簡単に片づけてよい問題だとも思いません。
この詩織さんの事件に関しては言及しませんが、彼女が実名で告白した事によって、日本の性被害とそれを取り巻く環境の問題はクローズアップされたのだと思います。
大抵の場合、性的被害者は女性でしょうが、それを相談できる体制がまだまだ未整備だったというのも明らかになりましたし、
被害を告発する際の警察の体制も男性中心で組織されているので被害女性に配慮しているといえる状況にはありません。
このドキュメンタリー番組で彼女を批判するのではなく、日本のレイプを含む性的被害者の相談体制をしっかりと考える一つのきっかけになればと思ってます。
番組は以下のサイトでみれますが、英語版なので日本語翻訳版を探される事もお勧めします。