前文部科学省事務次官だった前川喜平氏が名古屋の中学校で講演した内容を文科省が同市教育委員会にメールで問い合わせた件をみていると、ほんと我が国は窮屈になり、また懸念されている監視社会の初期段階が生じてきているのではないかと危惧している。

 

また、文科省側は影響を否定しているが、自民党の衆議院議員が文科省側に講演内容を照会していた事が明るみになっているが、与党の側の圧力に省庁側が屈したのかもしれない。

 

私は前川喜平氏を英雄視しないが、このような監視社会や権力の濫用は間違っていると思うし、正していかねばならないと思う。

 

どうも、今の自民党を見ていると、以前の自民党とは体質が異なってきていると感じる。森友問題を見ていても、「消費税増税を強行したい財務省が安倍政権を陥れるためにやったのではないか」という陰謀論を国会の予算委員会で堂々と質問したり、政府に盾突こうとする人を監視したり。

 

官邸や自民党組織がそうした指示をだしているとは思わないが、属する議員がヒトラーユーゲントのようになってきているのではないだろうか。

 

上に対して正しい事を言えない、上を忖度しすぎて物事がエスカレートする。ここまできたら、政治の劣化なのかもしれない。

 

そういや、先の選挙で相手陣営に行動を監視されていたな・・。

 

ヒトラーユーゲント化する国会議員が国の方向性、将来を危める。