佐川前国税庁長官や財務省の一連の森友学園問題対応や資料改竄を見てると、ナチスドイツでユダヤ人虐殺を実行に移したアドルフ・アイヒマンに見えてくる。


役人として、そこに良心を挟まず 上からの指示を忠実に実行していく。


時には、官僚組織としてこうして忠実性は求められる事も重要だが、上からの非道な命令に対して背く事はなかなか出来ないのか。


アイヒマンは戦後捕らえられ、イスラエル当局に以下のように語った。「戦争中には、たった一つしか責任は問われません。命令に従う責任ということです。もし命令に背けば軍法会議にかけられます。そういう中で命令に従う以外には何もできなかったし、自らの誓いによっても縛られていたのです。」


人は誰しも、アイヒマンになる事はある。それは、どんな立場、組織に属しても。


ミルグラムによるアイヒマン実験で「服従の心理」は証明されている。


人は一定の条件下では冷酷で非人道的な行為を行う事をする。


「私の罪は従順だったことだ。」とアイヒマンは語った。


今回の森友学園問題に関する公文書の大きな責任は政治の側にあるのではないか。


https://www.asahi.com/sp/articles/ASL3B029DL39UTIL08P.html