ビットコインを中心とする仮想通貨の高騰が止まらない。年初と比べると年末の時点で20倍近くも価格が高騰している。

 

市場規模は世界で30兆円と言われ、今後も市場の規模拡大が予想される事もあり資金が仮想通貨に流れている。

 

その大半は中国での取引と言われていたが、中国政府の規制強化などから仮想通貨取引の大きなウェートを示すようになったのは「ミセスワタナベ」と呼ばれる日本人個人投資家だそうだ。

 

様々な要因が日本人を仮想通貨に駆り立てているのだろうが、これをリスクと見るかチャンスと見るのかは判断が分かれる。

 

現に日本でのあるアンケートでは、「危険」や「不安定」、「詐欺」とネガティブな印象を仮想通貨に持つ人が多いようだ。

 

また、この仮想通貨の難しいところは、物品の購入をする「通貨」とみるか、「投機」と見るかでも変わってくると思う。

 

ただ、一つ言えるのは、これまでの国民国家が主体となった中央集権システムがグローバルな時代になって「仮想通貨」という形で変革されようとしている。

 

今までの仕組みが色々な意味で変わってくる潮目なのかもしれない。

 

今後も、この仮想通貨市場からしばらくは目が離せない。