国政新党の年内結成を目指す、若狭勝衆議院議員が新党の政策の柱に「一院制」を掲げられた。私は参議院議員時代から「一院制」論者でありますし、これまでもブログ等で幾度もなくこの国は「一院制」に舵をきるべし!と記してまいりました。(以下のブログを参照されてください)また、維新の会も発足時から「一院制」を訴えております。

 

「合区案」(2015.6.17)

https://ameblo.jp/izki-toyama/entry-12039846615.html

「改革停滞と低投票率」(2013.10.28)

https://ameblo.jp/izki-toyama/entry-11656060432.html

「首長の決断 議会の決断」(2013.6.31)

https://ameblo.jp/izki-toyama/entry-11541802110.html

「議員定数」(2012.7.26)

https://ameblo.jp/izki-toyama/entry-11312186233.html

 

ただ、この「一院制」を進めようとするといわゆる議員という既得権を持つ方々はあらゆる理由を述べて妨害しようとします。

 

実際に昨日の若狭氏の発表により、共産党の志位和夫委員長は「究極の国会形骸化になりますね」と述べ、自民党の片山さつき政調会長代理は「独裁になりやすい」と語りました。

 

私は二院制を参議院議員として経験した者として、二院制だと国会が形骸化しないというのはうそだと思います。確かに、「ねじれ国会」の際は違うでしょうが、二院制でも国会は日程闘争に終始し中身の議論は形骸化していた事はよくありました。

 

「一院制」に反対している方々の議論は、反対が為の反対でしかないようにも感じます。

 

議員を経験して、この国に一番欠けているものはスピード感だったと思います。今の二院制では日本は物事を決めるのに早くても1ケ月程度、遅いと3ケ月かかったり、何も決まらないというのもあります。

 

二院制でなければならない明確な理由がない以上は私は、この国は「一院制」に移行すべきだと思います。仮に二院制を維持するのであれば、衆参の役割を変えたり、アメリカやドイツのように連邦国家(日本だと道州制導入)に移行して、道州の利害調整をやる場へと変えるべきです。

 

今のまま、何も変化がない二院制なら、今の日本では利点よりも弊害の方が多いのではないでしょうか。

 

この「一院制」を含めて、憲法改正が必要だと考える改革勢力はしっかりと連携し、受け皿になり、改革でこの国を前にすすめるべきだと私は考えます。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20170915-00000458-fnn-pol