ずっと拒否していた加計問題に関する国会論戦に安倍総理自ら出席する事になるそうだ。

 

以前もSNS等で安倍総理はしっかりと加計問題に関して逃げずに対応しないと、前川氏の証言が独り歩きすると指摘したが、結局そのようになり今頃になって応じるとなった。

 

ここでは森友学園や加計学園問題にどちらに正当性があるのかは論じない。あくまでも、内閣の危機管理上の観点から論じると、今頃応じるのはリスクが高いとしかいけない。

 

危機管理の鉄則は、問題が生じた場合、即座に対応する事。のちに総理は疑念を持たれた事に記者会見で陳謝したが、陳謝するにしてもすぐやらなければならなかった。

 

そして、今頃、出ていくぐらいなら、拒否を貫いていた方が良かったと思う。

 

何回も記すが、これらの問題の良し悪しはここでは論じないが、内閣の視点に立てば問題を沈静化させないといけない。ここで応じれば、問題は更に燃え上がる事になろうし、8月初旬に行われる内閣改造をしてもよっぽどの目玉がない限り、瞬間的には支持率は上がるだろうが思った以上には上がらないだろう。

 

そして、9月を乗り越えられるか。8月下旬に重婚疑惑で政務官を辞任した「魔の二回生」の中川俊直衆議院議員が「お詫び」と称して政治資金パーティーを開催するらしいが、これを止めなければ、火に油を注ぐ形になり改造内閣の支持率を更に下げる事になるんだろう。

 

今回の一連の動きを見ていると、危機管理がうまいとされてきた安倍内閣の危機管理が全く機能しなくなってきている事に驚く

 

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20170714-00000239-fnn-pol