日本維新の会の副代表であった渡辺喜美・参議院議員が離党した。東京都議会議員選挙において「都民ファーストの会」の候補者を支援するという事で、それが「反党行為」とみなされ除名処分になった。自党の候補者がいる中で、他党の応援をすればこのような処分は仕方ないのだと思う。さらにいえば、その覚悟あった上での行為だったのではないか。

 

渡辺喜美議員は、以前から維新と都民ファーストの会は親和性が高いと連携を主張していて、その延長線上でこのような事態になったのだと思う。維新と親和性の高い都民ファーストの会がこのままでは「第二民進党」になるのをどうにか防ぎたかった思いもあるのかもしれない。

 

政党である以上、政権を獲る覚悟と戦略がなければならない。そして、第三極である以上、自民でも民共でもない政策を掲げて改革を推し進める勢力になる必要がある。

 

私は依然として、国民には「自民でもない、民共でもない」、改革勢力としての第三極を求める声は強いと思う。しかしながら、過去にも方向性は同じなのに、みんなの党、維新の会、減税日本等、改革勢力が乱立し、それなりの勢力になったかと思うと分裂したり、消滅したりしてきた。

 

多くの国民は何を第三極に望んでいるのか。一つ一つの細かな政策をチェックしている人もいるだろうが、改革の進まない閉塞感漂う今の日本をなんとか変えて欲しいという漠然な思いが強いのではなかろうか。政党である以上、その声に応える使命があるのではないのか。

 

党勢拡大なのか、野党再編なのか、分からないが、第三極に期待する声を受け止めれる政党にならなければならない。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20170623-00000024-jnn-pol